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白馬行く、まさにその日の朝、
ふと、手にとって、パラパラと読み始めちゃったんです。
準備をしなければならないのに(笑)。
定年になった元サラリーマンが主人公で、
公園を散歩したあとの昼下がりに、
ビールを飲みながら焼きそばを食べるとか、
まあ、そういった感じの、
サラリーマン時代に叶わなかった小さな食の欲望を満たす、
というようなお話が集められている、と。
で、2話めにやられてしまいました。
本屋の帰り道に、風邪のひきはじめを自覚し、
栄養があって体が温まる水分があるものが食べたいと思う、主人公。
そこで、彼の脳裏にふと思い浮かぶのがタンメンというわけ。
ラーメンではなく、タンメン。
彼は、場末感まんまんの中華料理屋を見つけ、
意を決してのれんをくぐるわけですよ。
念願のタンメンを注文すると、
年季の入ったオヤジが、手際よく、
大きな中華鍋でたっぷりの野菜を炒め、
そこにスープを足して加熱し、
茹でた麺にしゃあっとかけて、はいお待ち!
ってね……。
ああ、タンメンが食いたい!
さあ、大変だ(笑)。
人生初の、タンメンモードに突入!
白馬のホテルには夕方くらいに着けばいいので、
お昼は、軽井沢で食べようが長野で食べようが思うがまま。
そして、その店を思いついたおれ、偉い!
褒めてつかわす(笑)。
そう、味がそこそこ良くて、
多少場末感が漂う中華料理屋さんと言えば、
横川の関所食堂だ(失礼な物言い、どうぞお許しを)!
ということで、
いつもはラーメンとチャーハンを注文するのだけど、
迷わず、タンメンを注文!
考えてみるに、今までの人生で、
タンメンなるものを食べたことがあっただろうか……?
そうだ、いつもどこでもラーメン派なので、
タンメンなるものを食べた記憶がない……。
そう、何と何と、生まれて初めて食べるタンメンだあ!
人生初タンメン、おいしゅうございました。
野菜たっぷりの優しい味、関所食堂のタンメン。
ホテルにチェックインして、
ロビー横のラウンジでちょっとだけ原稿を書いて、
温泉入って、フレンチの夕ごはん食べて、
ちょっとだけお酒を飲んで、いい気分で就寝。
翌日は、栂池へ。
雪がたっぷりで、スキーヤー、ボーダー多数。
ゴンドラとロープウエイを乗り継いで、
たどり着いたのは栂池自然園。
あちこちスノーシューで歩きまわるのが、
楽しいのなんの。
陽射しが強すぎて、帰ってすぐに、
顔の皮がボロボロとむけてしまったのでした……(涙)。
栂池自然園のダケカンバ
(OM-D E-M1)
旧栂池ヒュッテ。
下りのロープウエイは大混雑。
ホテルの前庭ではフキノトウとツクシの競演。
翌々日。
前夜、食後に白馬の街へ繰り出して、
けっこうお酒を飲んでしまったので、
遅い朝ごはん、遅い出発。
大出の吊り橋付近。桜と清流と水車。
大出のヤマザクラ。きれいなピンク。
日本の道百選の白馬大橋から見る松川の清流と北アルプス。
そして、ちょっと大町側に移動して、
姫川源流自然探勝園へ。
いろいろなお花がたくさん。
写真にはないけど、
ニリンソウやフクジュソウも大群落をつくっていた。
お昼に名物のおそばを食べたあと、
日本海を目指して出発。
国道から分かれて狭い道をぐいぐい登ると、行き着いたのは翡翠峡。
源流からまる1日付き合ってきた姫川の河口。日本海だ。
翡翠を探す人、釣りをする人、いろいろ。
超凪状態の海は水が透き通っていてとてもきれい。
糸魚川の海岸で翡翠を探したけど見つからず、
夕闇迫ってきたので、帰り支度。
夕食は、たくさんの人で賑わう、回るお寿司屋さんへ。
新鮮な地物のネタがおいしくてついつい食べ過ぎる。
泊まったホテルは、お風呂がすごくいいのよ。
古民家を移築してつくった雰囲気ある温泉は、源泉掛け流し。
さすがリゾート。
お風呂あがりに山を見ながらのんびり。
もちろん、風呂あがりには、コーヒー牛乳だ!
で、以下は、例によって、食べたものの記録。
左の列は初日の夕食、右の列は翌日の夕食。
ホテル内のレストランで、フレンチをいただきました……。
これまた、おいしゅうございました。
いま、陸上選手のように、毎日野山を走りまくって、
夏に備えての筋力トレーニングをしているのですが、
白馬滞在3日間で、体重が1か月前にもどっちゃったぜ(笑)!
さ、戻ったからには、仕事、仕事。
もろもろの写真選びが、大変で大変で……。
(本とか写真展とか発表できる段階になったらお知らせします!)
はなさん、犬の手を貸してください。
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駆け足の東北縦断、北海道上陸。
( 2014年6月12日 )
新規きのこ写真が大量に必要となるのと、
いろいろ、もろもろの事情が重なってしまったために、
着替えやら、カメラ機材やら、何やらを、
思いつくままに車に積み込み、
断腸の思いで柴犬はなさんにしばしの別れを告げて、
例年より半月以上早い、6月6日菌曜日に、
梅雨入りして本格的な雨が降る関東を後にした。
本来であれば、朝日山地や、飯豊山脈や、
岩手県各地、鳥海山周辺、白神山地周辺、八甲田や十和田周辺など、
東北の自然景勝地を気が向くままに寄り道して北上するのであるが、
今年は、とにかく、急ぐ旅なのである。
(去年は盛岡で若冲三昧だった!)
7日には、白神山地の自然の中をちらっと歩いてから、
温泉宿に陣取って、超楽しく、たらふく、お酒を飲み、
翌8日には、八甲田の森をちょっと散策したあと、
奥入瀬へ行って秋の研修会についての話なんぞをし、
その日の夜にはフェリーの人になって、
9日夕方には阿寒湖の人に……。
ええと、おかげさまで、例年になく、
すごく忙しくさせていただいておりますが(笑)、
ウェブサイトは頑張って更新する所存でございますです。
乞うご期待。
朝食は、喜多方市の「まこと食堂」で。
いつものオヤジではなく、ねえさんがつくっていた。
(SONY RX100)
通り道、朝9時から駐車場が一杯だった「一平」。
お腹も一杯だったけど、頑張って入店。
喜多方では珍しい背脂チャッチャ系の、じとじとラーメンを注文。
(SONY RX100)
白神山地の入口、暗門の滝周辺のブナの森にて。
水の流れを撮るべく、シャッタースピード1秒!
手持ちでそれを可能にしてしまう手ぶれ補正技術はすごい。さすがE-M1!
(OM-D E-M1)
気持ちがいい、まっさらの緑。暗門の滝周辺のブナの森にて。
(SONY RX100)
街外れにあるけど、弘前市民で知らなければモグリ!
「山忠」で、中華そばと半チャーハンのセットを食べる。
(SONY RX100)
八甲田の外れのブナの森で、きのこ発見。
ツリガネタケ。
(OM-D E-M1)
目を凝らしたら、足下にもきのこ発見。
(OM-D E-M1)
帯広市「懐」の、らーめんちょっと多め。
もう20年も通っている、ぼくがいちばん好きな無化調ラーメン。
(SONY RX100)
そして、阿寒湖へ来た初日の夜は、友人たちと「ポロンノ」へ。
アイヌネギとアスパラとタラの芽の炒めもの(写真)の他にも、
シカジャーキー、タラの芽のごまよごしなどなど、
いつもさすがの絶品地産メニューが次々に並ぶ。
(SONY RX100)
最後にちょっと宣伝を。
夏山JOY2014 ワンダーフォーゲル7月号増刊
「ニッポンの夏山。その先の絶景へ」
というムックに大雪山黒岳の記事を書いています。
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