近況愚写録 

ゴールデンウイーク後半。
( 2013年5月5日 )


ichirin

渋川市 いち林 醤油ラーメン


世間ではゴールデンウイークだけど、
フリーで仕事をしている身としては、
毎日が日曜日、もとい、平日!なので、
連休だろうが、連敗だろうが、あまり関係ないのだけど、
まっとうな社会人として会社にお勤めしている友人たちから、
お誘いがあるとすれば、やはり、ほとんどが休日であるわけで。

個人的に出かけるなら、
どこもかしこも混雑するであろう連休中に、
おいしいと評判のラーメン屋さんや、
行楽地・観光名所なる場所へ行こうとは、
まあ、絶対に思わないのだが、
他の人には諸々の事情があるので、
混んでいたら嫌だなあ、などと一抹の懸念を抱きつつ、
ちょっとお出かけしてきた。

普通の人であれば、
温泉に行こうと思っているので、
その途中にあるラーメン屋さんに寄ろう、
ということになるはずだけど、
ぼくの場合は、逆に、
おいしいラーメンを食べるついでに、
菌輪、もとい、近隣にあるもろもろの場所にも寄るか、
ということになる(笑)。
(そして、友人も付き合わされることになる)

で、今回は、渋川のラーメン屋さんへ行くついでに、
伊香保温泉まで足を伸ばしてみるか、と。

いち林さんは、お店の外観も、店内も、
そして、そして、ラーメンの盛り付けさえも、
すんごくきれいでした……。

シンプルなスープに、中太ストレート麺がマッチ。

おいしゅうごさいました。


ichirin

渋川市 いち林 芳醇煮干しラーメン


で、渋川へ向かう道路、
そして、高崎へ向かう道路、
いずれも、普段より、車の数がかなり多いので、
有名な観光地であるところの伊香保温泉は、
混んでいるのはもちろん駐車場にも困るだろう、
と判断し、急遽、行き先を、四万(しま)温泉に変更。
こういうとき、カーナビは、本当に便利だなあ……。


shima onsen

川沿いに広がる、四万温泉街


shima seiryu no yu

日帰り温泉 四万清流の湯


coffee milk

湯上りのビール!ではなく、コーヒー牛乳で我慢


四万温泉を後にして、一気に家方面へと戻り、
(車は多かったけど、すいすい走れた)
みっちゃんちの山へ、タケノコを掘りに行く。
パラパラと雨が降ったけど、問題なし。


takenoko

まだしばらく、タケノコを楽しめそう


sansyou

山椒の幼木 葉っぱの造形が素晴らしい


syunran

なんと、まだ、シュンランが咲いていた


tsutsuji

里山はツツジの季節でもある


konnyaku

左側の得体の知れない植物は、群馬名物のコンニャクなのだ



と、いうことで、
まったくの気まぐれなんですけど、
今回から「近況愚写録」の構成を変えてみました。
あと、写真も、ちょっとだけ大きくしてみました。
しばらく、この形で進めていくことにします。


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 近況愚写録 

さつき、晴れ。
( 2013年5月6日 )


tanpopo

綿毛のたんぽぽ!


ぼくは、ずっとむかしから、超朝型なので、
(ここのところは4時半くらいに起床)
時々、柴犬はなさんを、超早朝のお散歩にお誘いする。
もちろん、散歩命、のはなさんは、
迷惑どころか、嬉々として出かける。

気が向くと、車に乗って、ちょっと遠出。
と、言っても、移動は15分くらいだけど。

この日は、1周約3キロの貯水池をぐるっとまわり、
そのまま、隣町にある川沿いの公園へ遠征。
どこも、かしこも、サツキの花が咲き誇っている。

おなかは減ったけど、いい運動になりました。


shibainu hanasan

貯水池の奥の奥にテーブルマウンテンが見えるのさ


shibainu hanasann

例の充電石で充電中



で、以下は、
サツキの花と柴犬はなさんの写真をご覧あれ。
つい、この前まで春だと思っていたけど、
気がつけば、もう、初夏なんだなあ……。


shibainu hanasan

近所にある上水道水源の貯水池


shibainu hanasan

隣町の川沿いにある公園


shibainu hanasan

実に素敵な階段


shibainu hanasan

日が昇りはじめると、暑くなる


shibainu hanasann

早く木陰へ行きたい


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 近況愚写録 

盛岡で、若冲三昧。
( 2013年6月23日 )


tanpopo

東日本大震災復興支援「若冲が来てくれました」
プライスコレクション 江戸絵画の美と生命
岩手県立美術館



6月中旬に江戸東京博物館で見た、
「ファインバーグ・コレクション展 江戸絵画の奇跡」
が、すごく良くて、その余韻を引きずったまま、
(「レオナルド・ダ・ヴィンチ」展は、ちょい……)
気がつけば、北上する季節になりました。

いつもなら、北海道へ渡る途中で、
朝日山脈や和賀山塊へ行くぞ!とか、
白神山地と八甲田の森をぐいぐい歩くぞ!
などと、新緑の東北の森を満喫すべく、
えいや〜と意気込んでいるはずなのですが、
今年は、運動系から文化系へ宗旨変え(笑)。

いざ、盛岡で、若中に、会わん!

そう、岩手県立美術館で行われている、
「東日本大震災復興支援『若冲が来てくれました』
プライスコレクション 江戸絵画の美と生命」
の会期に合わせた北上予定を立てたのでありました。

この手の展覧会では、
会期の前半後半で作品が大幅に入れ替わるのが常ですが、
今回の若冲も例外ではありません。
しかし、なんと、なんと、会期の境が、6月17日。
つまり、6月17日前後に盛岡へ行けば、
前期、後期両方の作品が見られるわけです!

6月14日の早朝に、
柴犬はなさんにしばしの別れを告げ群馬を出発、
東北自動車道を一路北上して、昼前には盛岡着。
あこがれの若冲とのご対面!

いやあ、よかったなあ……(うっとり)。
ほんと、よかった(うっとり)。

会場に入ってすぐに、
大好きな琳派の酒井抱一と鈴木其一がお出迎え。
さらに、曾我蕭白、長沢芦雪ときたもんだ。
もう、このジャブ攻撃だけでもアップアップなのに、
トドメは、若冲の右ストレート(笑)。
お昼を食べるのも忘れて、
ただただ作品に見入ってしまいました。

若冲の大傑作「紫陽花双鶏図」も良かったですが、
圧巻は、やはり「鳥獣花木図屏風」。
8万6000個ものマス目で構成された、
近未来的グラフィックデザイン&アートの融合は、
時間がゆするなら全てのマス目を個々に凝視したい!
と思わずにはいられないほど。

ああ……(うっとり)。

14日は「若冲が来てくれました」の前期を鑑賞、
15日16日に、8合目山小屋宿泊の岩手山登山、
17日は、盛岡市内観光?と、ためていた原稿書き(涙)、
18日に「若冲が来てくれました」の後期を鑑賞後、
白神山地を目指して出発。
さらには、
20日に、八甲田山や、蔦温泉周辺をめぐったのですが、
もろもろのハナシは、また、別の機会に……。


何はともあれ、今年も、
阿寒の森で、きのこと粘菌を撮りまくるぜ。



rosetsu

岩手県立美術館の一画にでんと鎮座する、
キヤノンのデジタルカメラで撮影した画像から複製された、
長沢芦雪「白象黒牛図屏風」。
特に黒い牛と白いわんこの対比がたまりませんな。





iwatesan

美術館から見る岩手山。どっしり。



nakagawa

盛岡の名店・中河の、中華そば。



yatarou

盛岡ではけっこう珍しい、魚介系煮干したっぷりラーメン。
弥太郎の、中華そば。



jajamen

盛岡三大麺のひとつにして、王道。
白龍(分店)の、じゃじゃ麺中盛り。



chiitantan

少々食べ残したじゃじゃ麺に生玉子を落としてかき混ぜ、
スープと味噌と薬味を加えれば、チータンタンの出来上がり。



ootesaki

盛岡の夜、1軒目。
日本料理・大手先で、海の幸&地酒をいただきました。
おいしゅうございました。
(そして、びっくりするほど、お安うございました)



kushiage

盛岡の夜、2軒目。
白龍本店の真裏あたりにある串揚げ屋さんで生ビールごくごく。
これまた、大変お安うございました(笑)。



Mons Meg

盛岡の夜、3軒目。
もう少しお酒が飲みたい、となれば、ウイスキー。
アイラモルトメインで、カクテル少々。
これまた、大変お安う……、もとい、普通の料金でした(笑)。


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 近況愚写録 

初めての、岩手山。
( 2013年6月24日 )


と、いうことで、
岩手県立美術館で行われている、
「若冲が来てくれました」展の前期と後期の境目に、
岩手県最高峰にして「百名山」の岩手山へ登ってきました。
盛岡へは毎年数回訪れておりますが、
岩手山へ登るのは初めてです。

たまにツアーの登山ガイドなんぞをやると、
夕ごはんのときの話題は、間違いなく「百名山」。
「私は今日で30座、私はもう80座超えで……」
なんて自己紹介が進んでいくうちに、
「ガイドさんは100座全部登頂済みですか?」
って、絶対に聞かれるのよ。

「ええ、わたくしとしましては、ええ、これまでに、
ほぼ北海道と東北の山しか登ったことがなく……」
などと、まあ、ごにょごにょつぶやいて、
お茶を濁すのが常でありますが、それでも、
改めて数えてみると、今回の岩手山で、
「百名山」17座目の登頂でありました。
パチパチパチ……。

実は「百名山」のピークハントに、
まったく興味がないんですけど……(笑)。

で、盛岡在住の888氏から、
せっかく岩手山登山のお誘いを受けたので、
山小屋でゆっくりたっぷりお酒を飲むべく、
バックパックには、定番の冷凍茶豆と、
エビスビール500ml4本、ニッカの竹鶴17年を1本しのばせ、
修験道のような苦行に耐えつつ、宴会会場である、
8合目避難小屋を目指したのでありました。

いざ、行ってみれば、
登りは生憎の小雨模様だったのですが、
さまざまな高山植物の花が咲き乱れていたし、
霧にけぶるブナ林の雰囲気も抜群。
心地いい疲れの中でたっぷりとお酒を飲み、
翌日は快晴で大雲海から昇るご来光を拝するなど、
とても、とても、いい山行でした。
(多少、筋肉痛が……)

ちなみに、ちなみに。
実は、この岩手山登山に、
このウェブサイトでも多々登場する、
友人の雨神さまを誘ったのね。

行く!という返事とともに、台風発生(笑)。
しかも、予想進路は、登山予定の週末に、
ぴったりと北東北へと標準を合わせる念の入れよう(笑)。

ほんと、この偉大なる雨を呼ぶ力、すげえ!すごすぎる!

ところが、予定の数日前になって、雨神さまから、
突如仕事が入ったとかで登山キャンセルの知らせが。
すると、台風の野郎、
進路をぐぐぐと太平洋側に曲げたあげく、消滅(笑)。
ははは、消滅だ!

雨不足でお悩みの地域の方、
一度、この雨神さまの神力を試してはいかが?
仲介料、お安くしておきまっせ(笑)。



bunanomori

霧にけぶるブナの森。ホオノキの葉っぱの造形がまたいい。



iwatesan8goumehinangoya

それにしても、内地の山小屋は立派ですなあ……。



bansan

メインディッシュは肉系缶詰と生野菜ときのこを煮込んだ「鍋」。もちろん、冷凍茶豆も。



hinode

やがて雲の海から昇る太陽を待ちわびる、同宿の高校生たち。



unkai

岩手山頂上直下の稜線へ。まさに、雲の海。



kumononami

風に乗った雲がまるで波のように岩手山へと押し寄せる。


iwatesan

標高2038メートル、岩手山頂上。



unkai

岩木山方面を望むも、やはり、一面の、雲の海。



kiri

山頂からもどったら、山小屋はもう霧に覆われていた。



ginran

ギンラン



miyamahansyozuru

ミヤマハンショウヅル(紫)



ooyamaodamaki

オオヤマオダマキ



shiraneaoi

シラネアオイ



haimatsu

ハイマツ



chisimazakura

チシマザクラがまだ咲いていた。お花見だ!



kibananokomanotsume

スミレの仲間なのに、名前は、キバナノコマノツメ



miyamakinbai

ミヤマキンバイ



iwaume

イワウメ



mishitorisumire

左の薄紫色の花は、スミレの仲間ではなく、食虫植物のムシトリスミレ
左上はユキワリコザクラ、右はイワカガミ



hakusanchidori

ハクサンチドリ



murasakiyashio

ムラサキヤシオ



kokeiran

コケイラン


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 近況愚写録 

やはり、まずは、あの場所へ。
( 2013年6月26日 )


さて、阿寒湖へ帰ってきたとなると、
まず、何をおいても、あの場所へ行かねばならぬ。
このウェブサイトでも、ほぼ日でもおなじみの、あの場所へ。

そう、阿寒川沿いの森です。
なんというか、実に気持ちが落ち着きます。
すぐそばを国道が走っているので、
ときおり、自動車の通行音が聞こえるのが玉に瑕。

心と身体がまだ阿寒モードになっていないので、
まずはゆっくりと森を散策することにします。

でも、つい、きのこや粘菌を探してしまう……(笑)。



ogawa

阿寒川へと流れこむ小さなせせらぎ。倒木の配置がたまりません。



chishiotake

早速、きのこ見っけ。チシオタケの傘に、タケハリカビが付きはじめてる!



numeritsubatake

ヌメリツバタケの傘裏。きれい。



tamogitake

夏を代表するきのこ、タモギタケ。



mamehokori

赤いつぶつぶは、粘菌のマメホコリ。



edanashitsunohokori

同じく粘菌の、エダナシツノホコリ。


kamokeran

カモメラン



gozentachibana

ゴゼンタチバナ


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 近況愚写録 

そして、オンネトー周辺の森へ。
( 2013年6月29日 )


阿寒湖から車でおよそ20分。
雌阿寒岳山麓に広がる森の一画に、
オンネトーと呼ばれるコバルトブルーの湖がある。

オンネトー周辺の森が、またいいのよ。
アカエゾマツの純林も見られるし、
トドマツ中心の針葉樹林もあるし、
湖沿いの開けた場所には多くの広葉樹も生える。
もちろん、きのこも、たくさん。

ちなみに「オンネトー」は、アイヌ語。
「オンネ」は、年老いた、大きな、という意味。
「トー」は、沼とか、湖のこと。

阿寒湖へお越しの際には、
オンネトーを訪ねるのもお忘れなく。



onneto

朝6時を過ぎたら、一気に霧が晴れてきた。



todomatsu

 隙間なく成長してきたトドマツの幼木。超競争社会。



isotsutsuji

オンネトーの隣に位置する錦沼ではイソツツジが満開。



mousengoke

錦沼の湿地帯に生えている、食虫植物のモウセンゴケ。ねばねば。



ginryousou

菌従属栄養植物のギンリョウソウ。
生きるのに必要な栄養素を地中のきのこから得ているのだ。



kurinsou

ひとつだけ残っていたクリンソウの花。



numeritsubatake

ヌメリツバタケは、やっぱり、傘裏が美しいのよ。



murasakihokori

木から出てきたばかりの、粘菌は、ムラサキホコリの仲間。




kinoko

きのこ。君は誰(笑)?



koke

コケか、カビか、コケか、カビか、う〜ん、コケかな。



yamaiguchi

立派なヤマイグチ。


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 近況愚写録 

そして、もっと森の奥へ。
( 2013年7月3日 )


阿寒湖入りしてから、
そろそろ1週間くらいになるので、
必然的に、心と体が、森林モードになり、
そして、本気の、きのこ粘菌写真家モードに(笑)。

徐々に機材の準備がスムーズになり、
虫除けや「きのこ掃除」セットなど、
カメラ以外の通常装備も固まっていく。

ほぼ毎日、朝4時半には起きて森へ行くのだけど、
この時期はどこもかしこもけっこう霧が発生するので、
6時半前後にならないと太陽の光が射し込んででこない。
まあ、明るいことは明るいけど。

くまさんにビビりながら、吸血昆虫を憎みながら、
道無き森を縦横無尽に歩きまわり、
ビクビク、イライラ、ドキドキ、ワクワク……。
こんな体験、みんなにもさせたあげたいなあ。

そんなこんなで、10月中旬くらいまでは、
毎日、毎日、ひたすら森へ通うつもりです。
去年あまり出会えなかった粘菌たちに、
たくさん出会えるといいなあ……。



numeritsubatake

仲良く並んだ、ヌメリツバタケ。



houraitake

川沿いの倒木から生えているホウライタケの仲間。



nigakuritake

猛毒を持つニガクリタケ。大群生を発見。



tamogitake

夏の定番、タモギタケ。



tsugasarunokoshikake

森を見下ろす、ツガサルノコシカケ。



amihiratake

渓流沿いの枯れ木から発生した、アミヒラタケ。



ookudahokori

粘菌のオオクダホコリ。たらこみたい。



tamatsunohokori

粘菌のタマツノホコリ。カラフル。



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 近況愚写録 

涼しい大雪山で、高山植物を堪能する。 その1
( 2013年7月14日 )


7月10日の話。
日高山脈のカムイエクウチカウシ山に登るはずが、
悪天候には勝てず、代案をたてることに。

十勝・日高が雨ならば上川へ、
ということで、向かった先は、大雪山黒岳。
もちろん、狙いは「神々の遊ぶ庭」での、
避暑を兼ねた、最盛期の高山植物鑑賞なのだ。

十勝三股の三股山荘で昼食を食べているときも、
雨はまだまだ本降りだったのだけど、
三国峠のトンネルを越え、層雲峡へ着く頃には小止みに。
ロープウエイとリフトを乗り継いで7合目へ向かうと、
なんと、青空も見えてきた。

テントやビールやワインやウイスキーが入った重いバックを担ぎ、
いくつもの雪渓を越えることおよそ1時間ちょい。
標高1980mの黒岳頂上に立った時にはほぼ快晴に。
素晴らしい!

黒岳から20分下ったところにある、避難小屋の「石室」で、
ビールやワインやウイスキーをたっぷり飲んで20時に就寝。
超快晴の翌日は、4時半起きの6時出発で、
大雪山の「お鉢」を、ぐるりと反時計周りに1周した。
(同泊の団体おばばたちは3時起床でうるさいこと……)

時間が経つにつれ、徐々に雲が出てきたけど、
大雪山ならではの広大で素晴らしい景色と、
色とりどりの可憐な高山植物の花々を、たっぷり堪能。

この日の最低気温は3度、最高気温は14度。
Tシャツ短パンで歩いていたのは、ぼくだけでした(笑)。
そんな、涼しさも、写真でお届けできたらいいなあ。

大雪山高山植物シリーズは、2〜3回続ける予定です。


numeritsubatake

夕方の空に抽象絵画的な雲が。
山の上の方にうっすらと彩雲が出てるけど、見える?



houraitake

残雪が鶴のように見えるという北鎮岳。何羽見えます?



nigakuritake

遠く、我が阿寒方面を望む。
奥の一番右のピークが阿寒富士で、そのすぐ隣が雌阿寒岳。
その連なりの左側にある低い三角の山がフップシ岳、画面ほぼ真ん中の山が雄阿寒岳。



tamogitake

高山植物の女王と言われる、コマクサ。
後ろの白い点々は、イワヒゲの群落。



tsugasarunokoshikake

ぶわ〜っと咲いている、チングルマ。



amihiratake

これまた、ぶわ〜っと咲いている、エゾノツガザクラ。



ookudahokori

残雪の間宮岳をバックに咲く、イワブクロ。



tamatsunohokori

またまた、コマクサ。だって、絵になるんだもん。



numeritsubatake

花の造形がなんとも可愛い、クモマユキノシタ。



houraitake

見渡す限り、ぶわ〜っと咲いている、イワヒゲ。
いやあ、ぶわ〜っと、としか表現できないんだな、ぶわ〜っと、としか……(笑)。



tamatsunohokori

凛々しい、シコタンハコベ。



numeritsubatake

こうなったら、何回でも言うぞ(笑)!
ぶわ〜っと咲いている、イワヒゲの大群落。



houraitake

雪渓の脇で、ぶわ〜っと咲きまくっている、ツガザクラたち。
手前の黄緑色がアオノツガザクラ、ピンクがコエゾツガザクラ。


次回に、つづく!


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 近況愚写録 

涼しい大雪山で、高山植物を堪能する。 その2
( 2013年7月15日 )


ま、ごゆっくり、
写真をご覧くださいませませ。


kibanasyakunage

キバナシャクナゲ



meakankinbai

大雪山のお鉢と、メアカンキンバイ。
大雪山なのに、メアカンキンバイ。



sekkei

雪渓模様が素敵。



miyamatanetsukebana

ミヤマタネツケバナ



ohanabatake

エゾノツガザクラやチングルマの、広大なお花畑。



chiirui,iwahige

大群生しているヒゲのような地衣類を撮らずにいられましょうか!
花は、負けずに咲きまくる、イワヒゲ。



komakusa

やはり、コマクサは、絵になりますな。



ga

半透明で、毛羽立っているような、美しいガ。



iwahige

とにかく、大雪山のイワヒゲの群落はすごいっす。



chishimakumomagusa

チシマクモマグサ



miyamashiogama

ミヤマシオガマ



ezotakanesumire

群生するエゾタカネスミレ。後ろの山はトムラウシ山。



さらに、つづく!

その1を見る


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 近況愚写録 

涼しい大雪山で、高山植物を堪能する。 その3
( 2013年7月16日 )


大雪山の「お鉢」で撮影した、高山植物の写真。


ezotakanesumire

エゾタカネスミレ。右奥は北鎮岳。




iwahige

北鎮岳と、お鉢と、イワヒゲの群落。



kumomayukinoshita

クモマユキノシタ
2時間前にはお鉢を挟んだ反対側にいたのだなあ。



iwabukuro

黒岳(真ん中手前)をバックに、イワブクロ。



kibanashiogama

トムラウシ山をバックに、キバナシオガマ。



minezuou

ミネズオウ



komakusa

やはり、コマクサ。バックは黒岳。



ezotsutsuji

エゾツツジと、イワヒゲ。



kokemomo

コケモモの花と、緑、緑、緑。



urashimatsutsuji & chiirui

青い葉っぱのウラシマツツジと、地衣類。
丸まっているのがミヤマハナゴケ、ぼうぼうなのがハナゴケ。



その1を見る  その2を見る


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