近況愚写録 

ひと足早い、きのこシーズン到来。
( 2013年7月18日 )


6月下旬は最高気温が15度を下回るなど、
寒い!寒い!と騒いでいたのに、
7月に入ると急に暑くなり、気温もうなぎのぼり。
あえいでいたら、また、寒さが戻った(笑)。

阿寒の森のきのこたちは、
暑さが続いたのちの、寒さと雨で、
もしかしたら、
秋が来た!と勘違いしてしまったのだろうか?

タマゴタケやら、ベニテングタケやら、
ヤマドリタケモドキやら、キンチャヤマイグチなど、
あとひと月も、ふた月も遅く発生するはずのきのこが、
にょきにょき顔を出しているではありませんか!
(絵的にはイマイチ……)

ま、そんなこんなで、
阿寒湖周辺では、いま、
きのこが真っ盛りなのであります。


hakusansyakunage

今が見頃の、ハクサンシャクナゲ。



tsugasarunokoshikake

ツガサルノコシカケ。
内部の水分が飽和すると、水滴として排出されるのだ。



akaezomatsu

きりりと林立する、アカエゾマツ。



ookudahokori

森の明太子、粘菌のオオクダホコリ。



benitengutake

いつもは9月中旬以降に発生する、ベニテングタケ。



tamagotake

タマゴタケも、相当早くお目覚めのご様子。



yamadoritakemodoki

ヤマドリタケモドキ。
後で採取して食べようと思っていたのだけど、
他のきのこの撮影に夢中になって、踏みつぶしてしまった……(涙)。



mousengoke

食虫植物・モウセンゴケの可憐な花。


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 近況愚写録 

利尻山弾丸ツアー その1
( 2013年7月24日 )


7月21日、22日の1泊2日で、
およそ3年ぶりに、利尻山へ登ってきました。
別に、それほど登山が好きなわけではありませんが、
ドライブは好きなんです、はい(笑)。

3年前の愛車はジムニー・シェラだったけど、
今や、普通の乗用車(笑)の、フォレスター。
長距離ドライブとなると、違いはかなり大きい。

阿寒湖から稚内までの移動距離は、約400キロ。
東京から名古屋へ行くよりも遠いんですよ、あなた。
やっぱり北海道は広いなあ……。

阿寒湖から稚内へ行くには、
足寄、士幌経由で三国峠を越え、
層雲峡の先から高速道路に乗って、
道北自動車道の終点・士別剣淵まで行き、
そこから国道40号をひたすら北上、
というルートが、まず思い浮かぶわけです。
(いつもそうしてましたから)

が、Googleやカーナビで調べてみると、
最短距離は、北見から湧別へと抜け、
そこからオホーツク海に沿って国道238号を、
ひたすら北上する、というルート。

最初のルートの走行距離は、440キロ。
ところが、オホーツ沿岸クルートだと、370キロ。
なんと、70キロもの差があるんです。
長年住んでいて、気づきませんでした!

でも、まあ、初日は、
稚内まで移動して、船で島にわたって、寝るだけなので、
あえて、層雲峡、士別経由ルートを選び、
(足寄方面へは行かず、距離が短い北見経由)
音威子府駅で、真っ黒な音威子府そばを食べて、
時間に余裕があるようであれば、
サロベツ原野から日本海に浮かぶ利尻島を見るべく、
別名オロロンラインと呼ばれる道道105号を走りたい。

と、いうことで、
参議院選挙の投票を済ませるのを待って、
阿寒湖を午前7時半に出発!

いざ、利尻島へ。


otoineppusoba

音威子府駅の、音威子府そば。
大学生の時から数回来ているけど、
おやじさんはずっと健在なのであった。



furyokuhatsudenki

国道40号から日本海側へ抜けて、オロロンラインへ。
左手に海、右手に原野、という感じで真っ直ぐ進んでいると、
林立する巨大な風力発電機が……。



ipponmichi

一本道。
誰がなんと言っても、一本道。



rishiritou

日本海に浮かぶ利尻島と、謎の大きな鳥(笑)。




wakkanaieki

しばらくぶりの稚内駅は、とてもきれいになっていた。



ferryterminal

フェリーターミナルもきれいになっていた。



heartlandferry

フェリーもきれいに……なっていたかどうか、わかりません。



dome

稚内と言えば、稚内港北防波堤ドームなのだ。



umi

太陽と、空と、雲と、海。




kamome

モデルさん、はい、カメラ目線ください。
あ、いいね、いいね……。



rishiri

利尻島は、島全体が山。
利尻山と利尻岳ではどちらが正しいのだろう?
やはり、利尻山?



cottage

急な旅だったので、宿ははなからあきらめていて、
キャンプ場でテント泊覚悟だったけど、コテージが空いていた。
ラッキー。



pasta

メインディッシュ、その1。
ソルレオーネのトマト&マッシュルームソースのパスタ、クリームチーズ入り。



curry

メインディッシュ、その2。
五目ご飯に、肉団子を投入したホテルオークラのカレーをかけ、
クリームチーズ、ガーリックトーストをトッピング。



beer

エビスビールをがぶがぶ飲んでいたら、
マグカップのフチに、小さい人が見えた……(笑)。
は、早く寝なきゃ。


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 近況愚写録 

利尻山弾丸ツアー その2
( 2013年7月25日 )


22日は、4時に起床。
曇りの予報だったけど、澄んだ青い空。
そして、太陽のまぶしい光。
なんて素敵な朝!

しっかり朝食を食べ、コーヒーを飲み、
キャンプ場の管理棟にバックパックを預け、登山届を提出し、
午前6時に利尻山頂上を目指して出発。

3合目の甘露泉水までは、車道と遊歩道を歩き、
そこから先が樹林帯になって、6合目くらいから眺望がよくなり、
8合目を過ぎると傾斜が増してくる、という感じですな。

利尻山は、そこそこ体力が必要なので、
無理だと感じたら迷わず登山を中止しましょう。
3合目の甘露泉水を最後に水場がないので、
夏場なら最低2リットルくらいの水が必要です。

登山届には、
朝5時に出発して11時に頂上へ着かなければ、
11時になった時点で下山すべし、ってなことが書いてあり、
8合目の上の避難小屋には、
小屋から頂上へ至る登山時間は、
下のキャンプ場から8合目までと同じくらいかかるよん、
との掲示があります。
多少おせっかいな感じもしますが……。

我々は、そこそこゆっくりのペースで登って、
やや早めで下りてきたので、所要時間は、
休憩込みで、登り5時間ちょい、下り3時間でした。

快晴の空の下で登り始めたものの、みるみる雲が増え、
頂上に着いたときには、ほぼ曇り状態になり、
(強風で薄い雲がヒダのように流れていた)
下り始めて8合目を過ぎたあたりから、雨が本降り!
よって、下りの写真は、ほとんどありません(笑)。

無事、下山。

利尻富士温泉でさっぱりして、うに丼に舌鼓。
実は、それほどウニに魅力を感じているわけではありませんが、
やはり、はるばる利尻島までやってきたのだから、
とまあ、名物を食べることにしたわけで……。
うに丼1杯で、ラーメン何杯食べられるかなあ(笑)。

鴛泊港17時45分のフェリーに乗り、稚内へ。
阿寒までの帰り道は、もちろん、
国道238号沿いにオホーツク沿岸をひた走る最短ルート。
それでも、走行距離は、380キロ弱。
ふう……。

何はともあれ、無事、阿寒湖へたどり着きました。
良い子の皆さんは、登山で疲れたあと、
長距離ドライブをするのはなるべく控えましょうね!


北海道長距離ドライブの敵は、
蓄積した疲労でもなければ、眠気でもなく、
助手席で脳天気に眠り続ける女子でもなく、
シカだ!


yuni

キャンプ場の朝。
ちょこっと利尻山の頭が見える。



breakfast

唐辛子入りトマトソースのレジネッレを、
トマトジュース煮込んだものと、しそわかめご飯の朝食。
朝から炭水化物をがっつり食べるのだ。



kanrosensui

標高270m、3合目にある、最初で最後の水場。
甘露かな、甘露かな。



rebuntou

ゆるやかに高度を稼いでいく。
振り返ると、礼文島が見えた。



oshidomari

鴛泊港に、フェリーが入港。



rishirisan

8合目から見上げる利尻山。
頂上は、まだまだ遠い。



hinangoya

わかりづらいけど、左下の赤い屋根が避難小屋。
帰りは、その先の稜線を登り返してしばらく歩き、
「胸突き八丁」を一気に下るのだ。



iwabukuro

歩き始めて5時間ちょいで、ようやく、1721mの頂上へ。
海抜0mから、標高差1721mの登山は、なかなか大変なのだ。
9合目から上のガレ場では足場を階段状にする工事が進行中。



sekkei

雲と雪渓の共演。




iwa

迫力ある眺め。



ohanabatake

9合目付近に広がるお花畑。
真ん中あたりの黄色い部分が、リシリヒナゲシの群落らしい。



iwagikyou

イワギキョウ



shikotanhakobe

シコタンハコベ



shikotansou

シコタンソウ



takanenadeshiko

タカネナデシコ



rishiritouuchisou

リシリトウウチソウ



kurumayuri

クルマユリ



unidon

そして、うに丼。
朝採れたばかりの利尻産エゾバフンウニをたっぷり、とのこと。
おいしゅうございました。



rishirisan

さらば、利尻島。さらば、利尻山。

右下から伸びるおっさんの手、
指矢印マークとして使えそう(笑)。


利尻岳弾丸ツアー その1を見る


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 近況愚写録 

阿寒川沿いの森
( 2013年7月28日 )


ooubayuri

オオウバユリ



usutake

ウスタケ



kiirosuppontake

キイロスッポンタケ


【撮影メモ】

阿寒川上流部の森へ。
6時半出発。霧雨のち雨。気温16度。

10ピンターミナルが陥没してしまったD800。
ニコンの札幌サービスセンターでは対処できないと言われたので、
銀座のプロサービスセンターへ連絡したら、
生麦にある修理センターへ直接送ってくれ、とのこと。
修理期間中の代替機は借りられず……(涙)。

でも、7月17日に北海道から送り出して、
7月27日に修理を終えて戻ってきたのだから、
ニコンさんの対応は早かった!と言うべきか。
ついでに、いくつかの部品も交換してもらったし。
保証期間中につき、修理費は無料。

復活したD800で思う存分撮影するぞ!
と意気込んでいたのだが、泣く子と地頭と天気には勝てない。
勝てないけど、負けたくない(笑)。

霧雨?ふん、受けて立とうじゃないの。

D800には、16〜35mm F4を。
D300に、60mm F2.8 マクロを。
レンズは他に、
35mm F2と、105mm F2.8 マクロを携行。

D800は三脚につけて肩にかつぎ、
D300は首からぶらさげて歩く。

小雨なら、特に、防水対策はなし。
むき出しのまま持ち歩いて、
思いついて、たまに、タオルで拭くくらい。
それくらいの耐性はあるカメラとレンズだから。

森では、オオウバユリが満開。
水辺のあちこちで大輪の花を咲かせている。
生い茂った木々の葉のおかげで、
霧雨が降っていることを忘れるくらい。

支流のそばの傾斜地に、ウスタケとフジウスタケ。
小指の先くらいのひょろっとしたウスタケの幼菌多数。

同じ川沿いで、ウラベニガサを撮影。
低い位置から撮るため、三脚からはずして手持ち撮影。
粘菌のエダナシツノホコリの群落が、
すぐ横にある細い倒木の先っぽを白く染め上げている。

邪魔な枝をどかして腹ばいになっていたら、
体中アリだらけになって、腕を数カ所噛まれる。
どうやら下に巣があったらしい。
さらに、ヤブカに、頬と手首と指先をやられる……(涙)。

寝そべっていたすぐ脇に、
小指ほどの大きさのノボリリュウタケ系発見!
腹ばいになってなければ見つけられない位置。

数か所の倒木に、ニガクリタケ発生中。
成長度合いも、いろいろ。
今年倒れたオヒョウの木から、
冬虫夏草のサビイロクビオレタケが1本発生。

いつものオヒョウの大きな倒木は、
コケや菌類の腐食が進み、崩壊するのも時間の問題。
アラゲコベニチャワンタケと、ヒメスギタケの幼菌数本。

粘菌のムラサキホコリの群落は、
雨にやられたのか、ほぼ壊滅状態。
白いカビが生えているもの多数。

ピンクオレンジ色のマメホコリ、ちらほら。
広葉樹の倒木の折れ目の部分から、
オオワライタケが数本伸びている。

苔むした倒木から、1本だけ、
割合新しいキイロスッポンタケ。
根本に甲虫が食いついている。
撮影していると、グレバが臭う。

同じ倒木に、シロコナカブリ数本。
シチュエーションがよくないので見るだけ。

倒木は、森の豊かさの象徴である、
と言いたくなるくらい、たくさんの生命を育んでいる。
見ていると、いろいろな発見があって、飽きない。

空腹と降雨のため、
9時半撮影切り上げ。


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 近況愚写録 

雨降りの森
( 2013年7月29日 )


kumonosu

雨に濡れたクモの巣は、小宇宙なのだ!



【撮影メモ】

雄阿寒岳山麓の森へ。
12時半出発。雨。気温17度。

曇りの予報が、朝から雨。
午前中のカヌーメニュー、ことごとくキャンセル。
雨脚がやや弱まったので、ランチを食べてから出発。

密度の濃いしっとりとした雨。
ゴアテックスのレインウエアを着込んで長靴をはく。
カメラはD800に60mmマクロ一本勝負。
装備は、ミニ三脚とクロスのみ持参。

水分を得て、コケがぴっちぴち。
コケの間から、ハイイロナメアシタケなど多数。
お目当てのコウバイタケもそこそこ発生。
ベニカノアシタケも。

雨の森も、また、よし!

ミズゴケ系、スギゴケ系を中心にしたコケの絨毯。
寝転ぶと、湿った香りが鼻腔をくすぐる。
そして、何より、ふわふわで気持ちいい。
と、思っていると、ヤブカ来襲。
気づけば、手の甲も、顔も、数個所やられてる……(涙)。

芝生のように林床一面を覆ったコケの上に腹ばいになり、
カメラを上から押さえつけるようにして撮影。
レンズに手ぶれ補正が付いてないので、
ISO400〜1600に。

MacBook Proで画像を等倍にしてチェックすると、
ISO1600ではさすがに暗部のノイズが目立つものの、
ISO800なら十分に許容範囲内。
科学の進歩だなあ……。

撮影に熱中するあまり、2、3回、
ミニ三脚を置き忘れて、取りに戻る。
コウバイタケは高さが2〜3cmのきのこなので、
ミニ三脚といえども高さがありすぎて、
結局、9割方、手持ちで撮影。

奥のきのこを撮影するとき、
手前のきのこを肘で潰さないように気を配る。

あおり気味に撮影するたびに、
ポケットからクロスを取り出し、
PLフィルターについた水滴をぬぐう。
シャッターを切って、フィルターを拭いて、
シャッターを切って、フィルターを拭く。

点在するコウバイタケの群落の多くは、
2、3日前が発生のピークだったらしく、
傘が平らに開いてしまったもの多数。

雨でいきいきとしたコケや、
ヒカゲノカズラやマンネンスギとの組み合わせで、
コウバイタケを撮影したものの、
マクロの画角だと構図が単調になりがち。
要工夫。

14時半、撮影切り上げ。
レインウエアの内側が汗で濡れて気持ち悪い。
汗っかきは、着ようが、着まいが、
どちらにしても濡れるのだ(笑)。


koubaitake

コウバイタケ



koubaitake

コウバイタケ



benikanoashitake

ベニカノアシタケ


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 近況愚写録 

止まない雨はないと思うけど、やはり雨。
( 2013年7月31日 )


kinoko

「片想い」

( D800/60mm F2.8 )




【撮影メモ】

雨。5時半出発。気温17度。

今日のカメラセットは、
D800に、60mmマクロ、
D300に、16〜35mm広角ズーム。

5日くらい連続で、雨降り。
雨雲レーダーにさえ映らない低い雲が、むくむく。
基本的には霧雨で、時々、本降りに。

とりあえず、阿寒湖南西部の森へ。
伸びきって、でろでろになったタモギタケ多数。
タマゴタケ、ベニテングタケは安定した発生ぶり。

雨降りなので虫がいないと思いきや、
顔の周りをぶんぶん飛び回りやがって、気づけば、
タオルとサングラスで隠した以外の場所を刺されまくる。
しかも、ヤブカではなく、ヌカカ!

両側の目と耳の間を5個所やられてぼこぼこ。
唇や唇付近もやられて、腫れる、腫れる。
アナゴさんか、いかりや長介か、
と言いたくなるほどのたらこっぷり……(涙)。

痒いし、痛いし、くそっ、腹立つ!

一度車に戻って、
森林管理署御用達の防虫ネットを被るも、
時、すでに遅し……。

ホシアンズタケ、ウスタケ、
冬虫夏草のサナギタケも確認。
倒木上に小さなきのこ多数。

9時からカヌー仕事なので、8時撤収。
雨は止まず。


tamagotake

タマゴタケ



benitengutake

ベニテングタケ



nikon             D800

雨にもまけず、撮影中。


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 近況愚写録 

久しぶりの、晴れ間。
( 2013年8月2日 )


kiirosuppontake

早朝のオンネトー。 風がびゅ〜びゅ〜吹いていて、すぐに雲が晴れた。




【撮影メモ】

5時半出発。
阿寒湖畔は曇り。気温は12度。
オンネトーは晴れ。気温11度。強風

オンネトーでは、風が思いっっっっきり吹いていて、
雲と、湖水から立ち昇る水蒸気が、散り散りに。

湖畔の森は、きのこ真っ盛り。

はっきりとした「クモの巣膜」がついている、
カワムラフウセンタケを見つけて、30分以上撮影。
マクロ的構図よりも、森を入れた広角系がぴったり。

モリノカレバタケ多数。
タマゴタケ多数。今日だけで20本以上確認。
(採取はしてません)
ドクベニタケ、多数。
クロコタマゴテングタケも点在。
ほかに、
オオダイアシベニイグチ、
クサイロハツ、キイロイグチなども確認。

湿地帯のまわりには、
足の踏み場に困るほどの、アンズタケ。

それにしても、8月なのに、
三脚を持つ手がかじかむ……(笑)。
ナナカマドの紅葉が進み、
きのこがにょきにょき生えるわけだ。

林道経由で阿寒湖へもどる途中、
新鮮できれいなマスタケ発見。

そのすぐそばのトドマツの森の中では、
広葉樹の朽木からブナシメジが発生。
これまた、例年よりもけっこう早い。

ミヤマタマゴタケの「卵」を採取。
持ち帰って、植木鉢に入れてみた。
伸びてくれるかなあ……。

阿寒湖帰着、9時半。
『ONE PIECE』の71巻を購入。


kawamurafusentake

カワムラフウセンタケ
フウセンタケの仲間に見られる「クモの巣膜」がはっきり。



kurokotamagotengutake

クロコタマゴテングタケと、タマゴタケ。



dokubenitake

ドクベニタケのカップル。



sugitake

おそらく、スギタケ系。



anzutake

アンズタケ



anzutake

アンズタケ
この場所以外にも、ぶわ〜っと群生。



masutake

若くて、食べごろの、マスタケ。



kitakitsune

マスタケを撮影していて、
ふと背中に視線を感じて振り返ってみたら……。
キツネどんがこちらを凝視していた。



bunashimeji

今年は、ブナシメジも、もうお出まし。


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 近況愚写録 

8月なのに、ぶるぶる……。
( 2013年8月3日 )


kiirosuppontake

森がきらきら、きのこはきらら(キララタケ)。
ニコンの60mmマクロは、玉ボケがきれい。
(D800/AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED)



【撮影メモ】

5時出発。
久々に朝から快晴。気温10度。

阿寒川沿いの森へ。

強い風が木々をゆらし、きしむ音が森に響く。
小枝がぱらぱら落ちてきて、時折、ばさっと大枝も落ちる。
直撃をくらったら、ちょっと危ない。

風が強いおかげで虫が全然いない。
ラッキー。

それにしても、8月に、上下レインウエアを着て、
汗をまったくかかないどころか、手が冷たくなるなんて。
気候が爽やかすぎて怖い……(笑)。
と、いうか、涼しい!
いや、寒い(笑)!

太陽が射し込むと、明暗差がありすぎ、
ハーフNDフィルターを置いてきたことを悔やむ。

きのこの発生は、ひと段落着いたのか、
わくわくするような個体とは出会えなかった。
ご新規さんを探し歩かずに、
ハナビラダクリオキンや、サルノコシカケなど、
常連さんの撮影に、早々と切り替える。

9時から森のガイド仕事ゆえ、8時撤収。


usutake

ウスタケを撮影中。



usutake

ウスタケ



kabi

イグチ系のきのこにカビが生えて、
まるで、スイーツのように……。



nenkin

こちらは、粘菌(フンホコリ?)にカビが生えたところ。



tsugasarunokoshikake

ツガサルノコシカケの幼菌。



tsunohokori

ツノホコリの一種ではないかと思われる粘菌。



sarunokoshikake

ツガサルノコシカケ攻撃。


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 近況愚写録 

のんびり森林浴、ならず……。
( 2013年8月4日 )


aridoshiran

アリドオシランとクサハツ。



【撮影メモ】

6時出発。
阿寒湖畔は、霧の朝。気温8度。
足寄町の現地は快晴。

採取した、きのこの「卵」が、
大きくなってきたような気がするので、
成長具合をパラパラ動画にすべく、
1分に1枚撮影するようにカメラをセットして、
夜から朝まで、360枚撮影したのだけど、
目立った変化は、なし。
明日に期待……。

kinokonotamago


気を取り直して、
雌阿寒岳山麓のアカエゾマツの森へ。

キリリと冷えた森。
爽やかな風がわたる音。
写真が撮れなくても、歩いているだけで、
そこそこ満足してしまうくらい、気持ちがいい朝。

森では、クサハツが大爆発。
幼菌から成菌まで、多世代。
アリドオシランが今を盛りに咲いているので、
セットで撮影できる個体を辛抱強く探す。

お、ありました、ありました!
それが、一番上の写真。

大きなアカエゾマツが立ち並ぶ森の地面の、
その真ん中に座り込んで、ぼ〜っとしていたいのだけど、
今日は、アブの野郎がぶんぶんぶんぶん飛び回っていて、
じっとしているどころの話ではなく、
撮影するにも、イライラ、イライラ。

歩いていても、後からついてくるのか、
エリアごとに担当があるのか、
ず〜っと、付きまとわれる……。

くそっ!爽やかな朝が台無しだ!

きのこは、ほかに、
クサイロハツ、アケボノアワタケ、ドクベニタケ、
あと、ええと、思い出せるのは、それくらいか。

粘菌は、
ススホコリ系に、カタホコリ系に、ツノホコリ系などなど。
「系」というのは、単に、名前を調べるのが面倒くさいだけ。

9時半撤収。
ああ、ハラヘッタ!



kusahatsu

そこらじゅうから、クサハツがにょきにょき。



kusahatsu

コケの間からも、クサハツがにょきにょき。



kusahatsu

苔むした倒木の上からも、クサハツがにょきにょき。



akebonoawatake

アケボノアワタケ。
和風スイーツという感じ(笑)。



susuhokori

ススホコリの仲間。



katahokori

カタホコリの仲間。


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 近況愚写録 

やや乾燥気味の、コケコケの森。
( 2013年8月5日 )


benikanoashitake

ベニカノアシタケ
(D300/AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED)



【撮影メモ】

6時出発。
晴れ。気温15度。

採取した、きのこの「卵」は、
やはり、目立った変化なし。
洗ってない柴犬の香りがしてきた(笑)。
この先、どうなることやら……。

阿寒湖畔から車で10分くらいのところにある、
林床がコケで覆われているトドマツの森へ。
やや霧が濃くて、ほぼ曇り状態。

晴れた日が続いているので、
コケは、やや乾燥気味。

頭にタオルを巻いて、サングラスをかけ、
レインウエアの上下を着こんで、
天然ハッカ&白樺木酢液虫除けを身にふりかけ、
胸の前には蚊取り線香。
念入りに防虫対策。

まだまだ気温が低いので、
防虫ネットを被るほどではないけど、
顔の周りを飛ぶヤブカやヌカカが、不快ったら、もう。

森の入り口で、早速タマゴタケを発見。

あちこちで、コケの間から、
コウバイタケや、ベニカノアシタケが顔を出す。
もう2、3日早ければ、ぴっちぴちだったのに!
特に、コウバイタケの群落は撮りたかったなあ。
く〜、不覚……。

ほかには、クロハツ多数。
ニカワホウキタケちらほら。
ハイイロナメアシタケ系、やや枯れ気味。
カタホコリ系の粘菌、散在。

なかなか素敵なきのこと出会えました。

帰り道。

それほど藪こぎをしたわけではないけど、
(してないわけでもないけど)
体のあちこちがもぞもぞ……(涙)。

もぞもぞ、と言えば、マダニである。

車の中で、首の辺りを這っているやつをつまんでつぶし、
事務所にもどって、左腕を這うやつをつまんでつぶし、
左の二の腕の辺りを這っているやつをつまんでつぶし、
右足の靴下の中にいるやつをつまんでつぶし、
パ、パンツの中にまで侵入していた奴をつまんでつぶし……。
結局、昼までに、5匹のダニをつまんでつぶす……(涙)。

ぐぬううう……。

どれほど防虫対策をしても、
吸血昆虫には噛まれるし、ダニはつく。
(とにかく、森からもどったら、全身チェック!)

まだ、体のあちこちが、もぞもぞする……。

タフじゃなければ、きのこ写真は撮れないのさ!

9時半撤収。


tamagotake

今年は、どこへ行っても、タマゴタケがにょきにょき。



nikawahoukitake

コケコケの森で、ニカワホウキタケとクロコタマゴテングタケ。



benikanoashitake

色がやや地味な感じのベニカノアシタケもきれい。



nenkin

この場所でよく見かける粘菌だけど、子実体を確認したことがない。



akaezogaeru

水辺じゃないのに、エゾアカガエルがぴょこぴょこ。


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