近況愚写録 

D800を持って森へ。
( 2012年8月4日 )

kinoko

えいやあ、と伸びてきたベニタケ系きのこ。


忙しい野外案内業の合間に、
ちょこちょこと近場の森へ。

D800は、テスト撮影をするまでもなく、
試行錯誤しつつも、既に実戦投入しております(笑)。

雌阿寒岳山麓の阿寒湖側の森で、
ベニタケ系のきのこが、落葉を持ち上げて、
にょっきり生えてきたところを見つけて撮影。

事務所に戻ってから、
画像データをパソコンに取り込み、
等倍に拡大してチェックしてみると……。

きのこの柄の根本の部分に注目。
蜘蛛の糸のように白く伸びているは、
きのこの本体とも言える菌糸です。
さすが、フルサイズの3600万画素!

とりあえず、
普通に撮影するには問題ないのですが、
(動画撮影はまったくの手付かず……)
せっかくの新兵器なので、
最新機能をひとつでも多くマスターし、
よりよい写真を撮りたい、と思います。


kinshi

上の写真をピクセル等倍で切り取り。菌糸まではっきり!


( 撮影データ =2枚= D800 )
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 近況愚写録 

阿寒川沿いの森へ。
( 2012年8月11日 )

usutake,kawarihatsu
ウスタケとカワリハツがそろい踏み。


tamogitake
立ち枯れの木に、タモギタケ。


tsuetake
これでもか、というくらい傘が開いた、ツエタケ。


kiirosuppontake
臭い、臭い、キイロスッポンタケ。


午前5時くらいに、森へ入る。
霧雨と小雨の間くらいの細かい雨。

阿寒湖畔の夏は、7月で終わりだと思うほど、
8月に入ってから、気温が上がらない。
最低気温10度弱、最高気温15度なんて日ばかり。

この日は、台風崩れの低気圧が、
南の温かい空気を運んでくれたせいか、
雨降りなのに、思った以上に気温が高く、
レインウエアで完全武装している身にはつらい。
額や手首から汗が滴り落ちる……。
とはいえ、
気温は、20度そこそこなのだけど。

新しく買ったD800には、
動画の撮影機能がついていて、
動画を撮影するのが楽しくなりつつあるのだけど、
撮影したものをマックに取り込んで見てみると、
きちんと動画を撮影するには、やはり、
それなりのトレーニングと、
それなりの専用機材が必要なのだ、
と、痛感するのであった。


( 撮影データ=4枚= D800 )
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 近況愚写録 

がんばれ、きのこ。
( 2012年8月18日 )

usutake,kawarihatsu
さて、きのこは、どこにあるでしょう?


kiirosuppontake
キチャホウライタケです。


kiirosuppontake
ニガクリタケ。有名な毒きのこです。


阿寒の今年の夏は、
どうやら、最高気温が30度を超えた、
7月下旬の数日間だけだったようで(笑)、
8月の声を聞いた途端に、一気に秋めいてしまい、
気温が25度を超える日が珍しい、なんてことになってます。

猛暑というより、暴暑に見舞われている内地の皆さま、
大変ご愁傷さまでございます。

とはいえ、自然の摂理からすれば、
夏は夏らしく、冬は冬らしくあるのが普通なので、
涼しくて短期間の、夏らしくない夏が、
きのこの発生に影響を与えているような気がします。

なんか、少ないんですよねえ、きのこ。
しかも、いつもの年なら完全に発生しているであろう、
エース級のきのこが全然出てない。
タマゴタケも、今年はまだ未確認です。

そんなこんなで、
ほぼ秋になっちゃったわけですが、
これから、きのこの発生具合が、
改善されることを、切に願います。

がんばれ、きのこ。


( 撮影データ=3枚= D800 )
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 近況愚写録 

きのこに降り注ぐ、きらきら。
( 2012年8月23日 )

nameashitake
ナメアシタケ


nagaminokurosaratake
ナガミノクロサラタケ


tengunomeshigai
テングノメシガイ


kinoko
名称不明


久しぶりに、マクロレンズをつけて、
小さいきのこを中心に撮影。

まあるい「きらきら」好きの本領発揮(笑)。
背景になる森の方位や、木々の種類によって、
色々な色の「きらきら」が楽しめます。

そうなると、
きのこが主役なのか「きらきら」が主役なのか、
わからなくなっちゃったりするのですが、
まあ、それはそれでよし。


( 撮影データ=4枚= D800 )
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 近況愚写録 

晴れても、降っても、きのこ日和。
( 2012年8月30日 )

akunioitake
アクニオイタケ


kinoko
名称不明


chahoukitakemodoki
チャホウキタケモドキ


お盆を過ぎても、ほぼ毎日、気温が30度超え。
阿寒湖の秋は、いったい、どこへ行ってしまったのでしょう?

でも、そんな、異常気象にも負けず、
森のあちこちで、きのこが見られるようになってきました。

この日は、朝から、ほんの少しお湿り。
(でも、午前8時くらいには、カンカン照りに……)
カメラはずぶ濡れになってしまったけど、
雨をまとったきのこは、ぴっちぴちでした。

晴れても、降っても、阿寒の森は、
きのこ日和なのでした。


( 撮影データ=3枚= D800 )
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 近況愚写録 

Destroying Angel
( 2012年9月2日 )

dokutsurutake


dokutsurutake


dokutsurutake


dokutsurutake


9月に入っても、しぶとい暑さが続く阿寒湖畔。
寒さはもちろん、暑さにも弱い北海道人は、
ツライ日々を過ごしております(涙)。

森へ行けば、きのこが無いことはないのですが、
発生状況が、例年と全然異なってます。
ま、自然に文句を言っても仕方がないので、
いま出ているきのこを、精一杯撮影するしかありません。

で、いま、撮影するに、最も旬なきのこと言えば、
死の天使こと、ドクツルタケ
日本最強レベルの猛毒きのことして有名ですが、
純白だし、大きいし、そのお姿は、実にお美しい。

しかしながら、もし、お近くで見つけたとしても、
絶対に食べないようにしてくださいね。

また、白くて大きなきのこは、ドクツルタケの他にも、
けっこう猛毒のきのこが多いので要注意です。

さて。
D800で常用している16〜35mmのズームレンズは、
いくつかの不具合が発生したため、ただ今「入院中」。
修理期間中は、ニコンから同じレンズを借りているのですが、
当たり前ですけど、不具合が出ませんな(笑)。

何はともあれ、きれいさっぱり直してもらって、
早く阿寒へと戻ってきてほしいものです。


( 撮影データ=4枚= D800 )
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 近況愚写録 

雨上がりの森。
( 2012年9月5日 )

7月後半は、気温が30度を超える日があったものの、
8月に入って、最高気温が20度そこそこ、と、
急に寒くなり、今年の夏は7月で終わったねえ、
などと話をしていたのだけど、
お盆を過ぎてから、異常な暑さに見舞われた。
阿寒湖畔はもちろん、北海道中すべてで。

普通の年なら、お盆を過ぎると、
もう秋の気配が漂っているはずなのに、
連日の気温30度超え……。
暑さにも寒さにも弱い北海道人としては、
ただただ耐えるしかなかった。

しかも、アウトドア業は、夏休みの稼ぎどき。
毎日毎日、朝から晩まで、カヌーカヌー。
いったい、どれだけ、
あずきバーとガリガリ君とビールを消費したことか……。

そして、待望の雨、待望の最高気温20度以下。
ようやく、これで、秋がきてくれるのかなあ……。

ま、雨上がりのしっとりした、森ときのこの写真をどうぞ。


dokutsurutake
ウラグロニガイグチ


dokutsurutake
クロハツ


dokutsurutake
アマタケ


dokutsurutake
ハチタケ(冬虫夏草)

( 撮影データ=4枚= D800 )
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 近況愚写録 

きのこ、あれこれ。
( 2012年9月8日 )


dokutsurutake

アンズタケ

いつもの年に比べて、数がすごく多い!
もしかしたら、暑いのが好きなのかなあ?



dokutsurutake

ドクツルタケ

薄暗い朝の森で、抜群の存在感!
いつ見てもお美しゅうございます。



dokutsurutake

ハナビラタケ

けっこう大きな個体だったけど、
少々古かったので、採取しませんでした。



dokutsurutake

オオダイアシベニイグチ

朝の光が射しこみはじめた森で、
これまた、抜群の存在感!


( 撮影データ=4枚= D800 )
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