近況愚写録 

怒涛の、雨、雨、雨。
( 2013年9月16日 )


mori

雨降りの日の森は、昼間でも真っ暗。



みなもすなるYouTubeといふものを、
われもしてみむとてするなり。

雨の日のホコリタケ


台風がらみの暴風雨にも負けずに、
ちょちょいと雨の森へ出かけてみたら、
成熟したホコリタケが雨粒を受けて、
ぶほぶほ胞子を飛ばしているじゃありませんか!

こりゃあ、写真に撮るより動画を撮らねばと、
慣れない動画を撮ってみたはいいけど、
ウェブサイトに貼り付ける方法がいまひとつわからない(笑)。

と、いうことで、
生まれて初めてYouTubeにアップしてみたさ。

う〜む、拙い……(涙)。

動画撮影、やってみると面白いので、
これからは、もう少し、本気で撮ってみます、はい。

ニコンD800でも、SONY RX100でも、
フルハイビジョン動画が撮影できるのだから、
動画撮影機能を使わないのは宝の持ち腐れかもなあ。

でも、でも、
最近のデジタルカメラには、
ほぼ動画撮影機能がついているけど、
みんな、動画も普通に撮っているのかなあ?

基本的に動画撮影機能はいらないから、
それを省いてもっと安くカメラをつくってほしい、
なんて思ったりもするわけで。

まあ、意見は人それぞれですけどね。


昔から、雨の日に森へ行くときにも、
強迫観念的に傘を持たないのだけど、
完全防水じゃないカメラで撮影するときは、
やっぱり、傘があった方がいいかも(笑)。

F3、F5、D2X、D300、D800など、
今まで愛用してきたニコンの一眼レフは、
(D70は信用できなかったので雨天使用なし!)
相当激しい雨が降っている時にずぶ濡れ状態で使っても、
一度も壊れたことがなかった。

自分さえゴアテックスのレインウエアを着ていれば、
とりあえず傘は必要としなかったのね。
(移動時にはタオルで拭いてシャワーキャップを被せる)

あ、レンズがちゃぷちゃぷ浸水したことはあったなあ。
家にもどってから乾燥させたら問題なかったけど。

しかし、今やメインカメラのひとつと言える、
SONY RX100は、やっぱり、雨の中じゃ使えない(笑)。

傘をささずにホコリタケの動画を撮影していたのだけど、
しばらくしたら、どういう意味かはわからないけど、
液晶にエラーコードが表示されて点滅!

乾いたタオルでくるんでジップロックにしまったのだけど、
事務所にもどってからもエラーコードはそのまま点滅表示され、
動作も何かおかしくなってきた。

ソニーのサービスセンターに電話したら、
何らかのハードの不具合とのことで、
いくつかの対処方法を教えてもらったけど状態の改善はなし。
修理に出すしかない、と言われて電話を切ったのだけど、
数時間乾燥させたら、何となくもとに戻った(みたい)。

とりあえず、今は、普通に使えます。
ああ、よかった、よかった。
もう、無理はさせませんから……。

それにしても、よく降るなあ……。


koubaitake

雨降りで瑞々しいコケの間から、コウバイタケ発生。


hitoyotake

雨に濡れたら一夜ももたないかもしれないヒトヨタケ。



阿寒湖温泉での写真展『静かな湖畔の森のきのこ』、
好評開催中です。10月31日まで。
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 近況愚写録 

台風一過の森。
( 2013年9月17日 )


numeritsubatake

ヌメリツバタケのヒダは、本当に美しい。
PLフィルターに付いた水滴で画面下が滲んでる……(涙)。
(D800)



朝起きたら、台風一過の青空。
気温7度。空気もひんやり。

6時前に、阿寒湖南西部の森へ。
草木は雨に濡れてしっとり。

風雨が強かったので、
たくさん枝が落ちているし、
新しく倒れた太い木もある。

涸れ沢に水が復活。
いたるところに大きな水たまり。
雨が止んでも、長靴は必需品なのだった。

タモギタケが、一斉に、生え出した。
おそらく、今年の最後になるはず。
イヌセンボンタケも、またまた復活。
タマゴタケの勢いは依然衰えず。
ヌメリツバタケも復活大量発生。

地面には、小さな、キナメアシタケ?も多数。
松葉分解系の白い小さなきのこも多数。

ハツタケに、アカハツタケもたくさん。
ツチグリ、ホコリタケ系も、安定多数。

チシオタケや、ホシアンズタケも、
いわゆる「おくて」が生え出した。

ボリボリことナラタケの勢いは留まるところを知らず、
立ち枯れ木、倒木を問わず、ぶわ〜っと発生中。
ボリボリでひと括りにしてしまっているけど、
地面から生える大きな個体から、
倒木に発生するプリプリ雪だるま系のものまで、
2〜3種類の亜種を混同していると思われる。


雨に濡れて動作が怪しかったSONY RX100は、
全然問題なく通常どおりに撮影できた。


10時から、きのこツアーのガイドなので、
撮り足りなかったけど、早々と8時半前に撤収。

そう、久々の快晴なので、仕事前に、
たまりにたまった洗濯物を一気に片付けたのさ!


明日は、暴風雨一過で晴れた日の翌日(笑)。
つまり、絶好のきのこ日和!と、いうことで、
前回のリベンジを誓う欲まみれの同じメンツで、
早朝から、再び、あのきのこを採りに行く予定。

ぼくは、森の写真が撮れたら、それでいいんだけど……(笑)。
先週、10本以上採ったしなあ……。


tamogitake

タモギタケ


tamagotake

何故か絵になる、虫食いタマゴタケ。



naratake

ナラタケ



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 近況愚写録 

欲望渦巻く、きのこ採り その2。
( 2013年9月18日 )


matsutake

高かろうが、安かろうが、美味しかろうが、毒だろうが、
きのこは、きのこなのである!



前回
ビギナーズラックを期待していたものの、
見事に裏切られた初心者きのこ女子が、
どうしてもリベンジしたい、というので、
アイヌ料理屋の主人も誘って、
またまた欲望丸出しのきのこ狩りへ出かけた。

きのこ的には、時期も、発生条件も、
ほとんど最高のコンディションである。

5時に集合したときはまだ暗く、
阿寒湖畔は濃い霧におおわれていたけど、
車を走らせているうちに、霧を抜けて、青空に。

前回、ぼくは、そこそこ採っているので、
トレーニングを兼ねた朝の運動気分だったのだけど、
欲望渦巻く他2人の会話を聞いているうちに、
刺激されてしまって、欲望が渦巻いてきた(笑)。

と、いうことで、本日も、きのこ写真家改め、
きのこ採取家の看板を掲げるべく、
カメラはバックパックの中に仕舞い込む(笑)。

最初の30分で、10本採れた。
しかも、けっこう大物。

待ち合わせは2時間後なので、
パンやどら焼きを頬張り、お茶を飲んで、
大自然の朝の雰囲気を満喫する。

待ち合わせ場所付近に戻って、
ちょっと探してみると、
なんと、モドキの集団の中に、
2本だけポツリと本物が生えている。

モドキがひとつ裏返しになっている、
ということは、
誰かがこの群落を探し出したものの、
全部モドキだと思ってしまったゆえ、
本物を見逃してしまったということだろう。

ラッキー。

そして、他の二人の成果は……。

残念!

きのこ写真家の「きのこ目」は、
こと、きのこを探すことにかけては、
一般人の追随を許さないのであった……(笑)。


matsutake

中、大、サイズを、13本ゲット。


matsutake

本日のメインディッシュは、混ぜご飯に、お吸い物。



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 近況愚写録 

大ベニテン祭り。
( 2013年9月19日 )


benitengutake/tamagotake

ベニテングタケとタマゴタケのコラボ。
うう、たまらん。
(D800)



きのこ好きにとって、
ベニテングタケ、そして、タマゴタケは、
ある種特別なきのこだと言えるのではないかと。

派手な色をしていて目立つし、
いかにもきのこって形をしているし、
そこそこ大きいし。

きのこツアーに来る人でも、
ベニテングタケが見たい、とおっしゃる方、
けっこう多いものなあ……。

見つけたら、絶対嬉しいはず!

ただ、いざ、写真に撮ろうと思うと、
これが、なかなかうまくいかないのよ。
両きのことも、地面から生えるので、
アングルを決めるのがすごく難しい。

とはいえ、
見ているだけでも、気持ちがふわっとする。
ほんと、かわいらしいきのこだよなあ……。

いま、阿寒湖周辺、
そして、オンネトー周辺では、
大ベニテン祭り開催中。

雨が多くて、気温が低めだった今年は、
ベニテングタケも、タマゴタケも、
例年になく、たくさん発生してます。

林道、遊歩道をちょっと歩くだけで、
ベニテングタケ、タマゴタケと出合えること、
ほぼ、間違いなし、です。


onneto

毎回、毎回「オンネトーへ行ってオンネトーを見ず」なので(笑)、
たまには、オンネトーの写真を……。


benitengutake

ベニテングタケ、道端にもたくさん。


benitengutake

グラデーションがきれい。


benitengutake

下から見上げてみる。


benitengutake

仲良し。


benitengutake

いたるところに。


benitengutake

コケの中から伸びてきた。


benitengutake

黄色バージョン。


benitengutake

雪だるま。下の白は、菌根?


hokoritake

見たことがないくらい、ぶわ〜っと、ホコリタケが。


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 近況愚写録 

雌阿寒岳北山麓へ。
( 2013年9月20日 )


tsurutake

ツルタケ
(D800)


nameashitake

ハナゴケ(地衣類)の森の、ナメアシタケ。
(D300)



今日のガイド仕事は午後からなので、
ゆったりと気持ちにも余裕を持って(笑)、
足寄町の雌阿寒岳北山麓の森へ。

朝6時出発。曇り。気温8度。
上下レインウエアを着ていて汗をかかないどころか、
三脚を持つ手がかじかむ寒さなのであった。

しばらくぶりに訪れるこの森は、
林立する天をつくようなアカエゾマツの脇の、
ナナカマドの葉っぱが少し黄色みを帯びた赤色になり、
本格的な秋の訪れを感じさせる。

背の高いアカエゾマツの天辺は風に揺れているけど、
森の中はしっかりガードされていてそれほど風を感じない。
とはいえ、ミズナラやヤチダモの葉っぱが、
どこからか飛んできては舞い落ちる。

今日、撮影に、いちばん時間をかけたのは、
森の多少開けた一角のコケの間にすっくと立っていたツルタケ。
まずは、ツルタケの前に腰をおろしてじっくり観察。
四方を眺めて、背景にする方向を決め、
アタマの中に撮影したいイメージを思い浮かべ、
カメラのファインダーをのぞきこむ。

イメージよりもきのこがやや大きい感じだったけど、
ピピピ、ときたので、シャッターを切る。

そんなことの繰り返し。
気づくと、けっこう時間が経っている。

朝食を食べずに、カンロ飴だけだったので、
おなかが空きすぎて、9時過ぎに退散。
なんだ、結局、いつもとおんなじような時間だ(笑)。


tuzuretake

ツヅレタケ


naratake

ボリボリこと、ナラタケの群生。


naratake

同じく、ナラタケの群生。


benitengutake

当然、ベニテンくんも、お目見え。


ookudahokori

ねんきん!オオクダホコリかなあ。


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 近況愚写録 

雌阿寒岳で、初遭遇。
( 2013年9月21日 )


ガイド仕事で、雌阿寒岳へ。

何か妙な気配を感じて振り返ったら、
雌阿寒岳では見たことがない生物が!

なんと、にゃこ(笑)!

nyako

急傾斜をしっかりとした足どりで登る。


その少し前には、
登山口にある野中温泉で飼っている、
登山好きなゴールデンレトリバーが、
我々一行を、颯爽と追い抜いていったのだが、
(1日何回も山頂を往復しているらしい)
まさか、山に、にゃこがいるとは……。

飼い主によると、
日本初の登山猫!を目指しているとかで、
件のにゃこは、飼い主に呼ばれると、
にゃあ、と答えて、傍から見ていると、
とても嫌そうに後をついていくのであった。
(そりゃあ、イヤだべさ……)

まあ、飼い主は、動物虐待にならない程度に、
にゃことの登山を楽しんでいただきたいと存じます。

にゃこくん、
エゾヤチネズミとか、エゾシマリスとか、
捕まえないようにね……。


nyako

疲れた!
これがホントの、ねころび(笑)。


nyako

なんと、5合目に到達!
このあと、飼い主に、抱きかかえられていった。


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 近況愚写録 

初秋の、撮影日和。
( 2013年9月22日 )


nyako

いい具合に、紅葉が進んできた。
カメラの設定を、ちょっと、派手にし過ぎた(反省)。



朝6時から、カヌー。

東京から来たという父さん母さん小学生姉妹の家族は、
みんな、フリースの上にジャケット着用!
(ぼくの格好は、Tシャツの上に、薄いパーカー)
ま、気温8度と言えば、東京の人には真冬だべな。

一気に霧が晴れて太陽が顔を出すし、風もないし、
カヌー的には、絶好のコンディション。
寒かったけど、気持ちのいい朝だった。


その後すぐに、阿寒川周辺の森で撮影など。
と言っても、撮影するのはぼくではなく、
ロケーションコーディネートやガイドなどのお手伝い。
デジタル一眼レフによる動画撮影のことなどなど、
いろいろ勉強させていただきました。

番組は、阿寒の森やきのこが堪能できること間違いなし。
まだずっと先の話だけど、全国放送なので、お楽しみに。


昼食後は、事務所にもどって原稿書き。
それと、たまりにたまっている写真整理。
と思っていたけど(笑)、
面白そうな新書や漫画がたくさん届いたので、
目次をチェックしつつ、
本をぱらぱらめくるという、
本好きならわかっていただけるだろう、
至福の時間を過ごしてしまい、お仕事、先送り(涙)。

ええ、夜に、頑張りますとも。


去年、日本橋で写真展を見ました!
という方がいらしてくださいました。
阿寒での写真もお楽しみいただけるといいなあ。
感謝!


miyamatamagotake

きのこを撮る男たちは、常に真剣なのだ。


nigakuritake/tanaurabenitake

ニガクリタケと、タマウラベニタケ。


utsubohokori

粘菌の、ウツボホコリ。


nenkin

地中から這い出たばかりの粘菌。
ねばねば、つぶつぶ。


nyako

何たる昭和テイスト!
阿寒湖畔にある洋食屋・モカの、カツカレー。


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 近況愚写録 

大ベニテン祭り、継続中。
( 2013年9月24日 )


きのこ女子たちの熱い想いをありありと感じた、
昨日実施の「きのこツアー特別編」に続き、
今日も、またまた、きのこツアー。

ベニテングタケが見たい!
というリクエストにお応えして、
大ベニテン祭りが開催されているオンネトー周辺へ。

もう、普通に、道道の駐車帯の脇に、
いくつものベニテングタケが生えていて、
ゲストのテンションは一気にマックス(笑)。

行く所、行く所、
ベニテングタケをはじめとする、
きのこ、きのこ、きのこ、で、
まあ、きのこ好きな人にはたまらないだろうなあ、
と、人ごとのように思いつつ、自分でも楽しんでいるわけで。

それにしても、ベニテングタケ以外にも、
ボリボリことナラタケの半端じゃない生えっぷりときたら……。
原生林の木々がナラタケの菌糸に根こそぎ侵されているのでは、
と思うくらいに、どこも、かしこも、ナラタケ、ナラタケ。

何を隠そう、林床がやや乾燥しているから、
きのこの生えっぷりはまだまだ、という感じ。
明日は、台風が押し上げた結果なのか、
北海道に前線が停滞して雨を降らせるとのことなので、
(1日中カヌー仕事の予定なんだけど……)
明後日以降の森が楽しみだなあ。

何はともあれ、
はるばる遠くから阿寒へいらして、
きのこを見るツアーなんぞにご参加いただいた、
奇特な方々に、感謝。

ありがとうございました。


benitengutake

ベニテングタケ


benitengutake

ベニテングタケ


benitengutake

ベニテングタケの菌糸。


benitengutake

ベニテングタケの幼菌。


naratake

ブッダ降臨(笑)?
ボリボリことナラタケ。



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 近況愚写録 

雨降りの翌日、晴れたら、森へ。
( 2013年9月26日 )


hanaochibatake

ハリガネオチバタケ(ハナオチバタケ?)
色とりどりの木々の葉をバックに。
(D300)



大雨が降ったあと、次の日の晴れがほぼ確実なら、
とにかく、万難を排し、万障繰り合わせ、森へ行かねば!
もう、ほとんど、強迫観念(笑)。

だって、きのこにょきにょきに決まっているもの!

午前6時前に阿寒川周辺の森へ行くも、風がやや強く、
川霧と朝陽のコラボ・光芒(こうぼう)は見られなかった。
でも、やっぱり、早朝の森は気持ちがいい。

とっくに終わったと思っていた、
ハリガネオチバタケを1本だけ発見。
あ、もしかしたらハナオチバタケかも(笑)。
傘の直径が2cm近くあったので、
おそらく、ハリガネオチバタケかと……。
まだまだ新鮮。
しかも、その場所が、
そこそこ紅くなっているヤマモミジの木の、
そぐそばにある小さな丘の上。
つまり、紅葉したヤマモミジをバックに写真が撮れる……。
なんという絶好のシチュエーション!

マクロレンズをつけたD300の、
ファインダーをのぞいた瞬間、歓声をあげてしまった。
何てきれいで、何てポップなんだろう!
これを見つけただけでも、早起きした甲斐があるというもの。

こういう時にかぎって、
10時と13時から、2回、2時間ずつ、
高校生の修学旅行カヌーの仕事が入っていて、
ゆっくりできないのであった……。

しかも、人のハナシをよく聞かないガキどもで、
すげえ疲れた……。


morinokarebatake

モリノカレバタケ


hokoritaken

ホコリタケ


nigakuritake

ニガクリタケ


namesashitake

ナメアシタケ


阿寒湖温泉での写真展『静かな湖畔の森のきのこ』、
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(10月1日から作品を一部入れ替えて展示します)
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 近況愚写録 

休日、かな?
( 2013年9月27日 )


hanaochibatake

津別峠から見た、本日のご来光。
地上付近に雲があったので見たかった色は出なかった……。
(D800)



写真を撮るのが好きで、
さらに、それを仕事にしてしまったので、
ヒマさえあれば写真を撮っているわけで、
仕事も趣味もへったくれもないのである。

ガイド仕事は完全休養日なので、
休日と言えば休日なんだけど、
写真を撮りに行っているので、
仕事、と言えなくもないかもしれない……(笑)。


3時に起きて、ご来光撮影のリベンジ。
津別峠は風がやや強く、気温は1度。
Tシャツの上に薄いフリース、その上に薄いダウン、
という格好では、やや寒うございました、はい。
手袋を忘れたので、手がかじかんでしまった(涙)。
ぶるぶる。

大雲海、もしくは、真紅のご来光、
なんて状況を期待していたので、
撮影対象としてはやや物足りなかったものの、
紺碧の空と静かにたたずむ屈斜路湖が織りなす、
早朝ならではの風景を堪能。

それにしても、カメラマンだの、ご来光ツアーだので、
ややマイナーな感じをぬぐえない津別峠の展望台が、
けっこう賑わっているのにびっくりした。
20〜30人くらいの人がいたのでは……。


そのまま、すぐに、釧路へ。

朝食は「魚一」の魚醤ラーメン。
「え?朝から、ラーメン?」
ってびっくりしないこと、そこの人(笑)。

で、そのあと、
オートバックスでフォレスターのオイル&エレメント交換。
ホーマックではペットコーナーで「柴犬分」を補給しつつ買い物。

昼食は「柳苑」でしょうゆラーメン。
コーチャンフォーで新刊の香りを堪能しつつ雑誌と文庫本を物色。

そして、そして、本日のメインイベント、
釧路市立美術館で開催されている長倉洋海写真展へ。

撮影対象である、世界中の人々との、距離感が絶妙。
信頼関係がなければ撮れないカットばかり。
何より、モデルさんの眼力が半端じゃない。

すげえ。
ブラボー。

じゃあ、きのこは、どうに撮る?
う〜む……。


tsubetsutouge

朝から賑わう、というか、朝だけ賑わう、津別峠。



gyosyoramen

市場内で営業しているので、朝6時45分からラーメンが食べられる!
釧路市 魚一 魚醤ラーメン(こってり、細麺)。


shoyuramen

釧路ラーメンの老舗にして、無化調の優しいラーメン。
釧路市 柳苑 しょうゆラーメン(細麺)。


nagakurahiromi shashinten

長倉洋海写真展。
大きなプリント展示は、やっぱり、いいなあ……。


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(10月1日から作品を一部入れ替えて展示します)
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