近況愚写録 

花の命は短くて苦しきことのみ多かりき。
(2009年4月10日)

sakura


sakura


sakura


sakura


sakura


桜は、いま、まさに、満開。
花びらが、風に乗って、空を漂いはじめました。

咲くも見事、散るも見事。
人生も、こうありたいものですな。

ここ数日、桜を求めて、朝から晩まで、
はなさんと、街を歩き回ってます!

ぼくの場合、不況で、仕事がヒマヒマだと、
歩いて歩いて、健康になるのさ(笑)。

川沿いの公園までは、片道6キロ。
鳥居から本殿へ進むのに石段を下りる、
珍しい様式の神社までは、片道5キロ。
そして、この写真の貯水池まで、片道6キロ。

朝夕の散歩を合わせて、
1日に、軽く、20キロは歩いているぞ(笑)!

はなさん、毎年のことながら、
お付き合い、ありがとうございます。

さて。

本日のタイトル、

「花の命は短くて苦しきことのみ多かりき」

は、ご存知の方も多いと思いますが、
作家・林芙美子の言葉です。
(確か、屋久島に、碑が建っているはず)

ややマイナスなイメージを想起させる言葉なのに、
あえて、なぜ、今日の愚写録のタイトルにしたかというと、
深い意味はなく、単なる「浮雲」つながり(笑)。

そう、これは、「浮雲」という小説に書かれた言葉なんですよね。
(二葉亭四迷の「浮雲」とどっちが有名かな?)

林芙美子と言えば、
自伝的小説「放浪記」が有名ですが、
「浮雲」も昭和文学史に燦然と輝く傑作だと思います。

同じ「浮雲」という名前を持つ、
ネットの片隅に咲く小さなあだ花サイトとしては、
ひっそりと花咲きいつかは実を結ぶことを夢みて、
「苦しいことばかりだけどいつかは幸せになりたい」
と強く願う、小説「浮雲」の主人公・ゆき子に同調しつつ、
日々努力すべし、と自戒の念を強くするのであります……。

100年に1度の不況なんぞに負けることなく、
頑張っていきましょう!
そう、われわれは、たかだか20年前に、
バブル崩壊を経験しているのですから(笑)。

そして、もちろん、柴犬のはなさんには、
命長く楽しく生きて欲しい、と思っています。


shibainu hanasan


shibainu hanasan


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shibainu hanasan


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shibainu hanasan


(撮影データ=11枚=GX100/JPG)

Copyright (C) ukigumo club All rights reserved.


 
 近況愚写録 

そして、お花見は、続くのであった。
(2009年4月11日)

sakura


sakura


sakura


sakura


毎日、歩いてばかりいたので、
さすがに、少々、疲れ気味かなあ(笑)。

ちょっと早起きして、日の出とともに、
桜の名所でもある、里山へ。
この時期、山全体が、桜色に染まるのだ。

少し赤味を帯びた、朝特有の斜めの光が、
絶妙に、桜を浮かび上がらせる。

とはいえ、写真に撮るのは、実に難しい……。
写真嫌いのはなさんは、
カメラ目線なんかくれないし(笑)。

それにしても、早起きをして、歩き回ると、
おなかが、減ること、減ること。

起伏のある里山を、登ったり、下りたりしていたら、
とうとう途中でエネルギーが切れてしまい(笑)、
帰りは、はなさんに、引っ張ってもらって、
ようやく家に帰り着くことができた。
(確か、去年にも、こんなことがあったな)

はなさんには、お礼に、
峠の釜飯で有名な「おぎのや」の、
鯛焼きを少しおすそ分けしてあげた。


ハナシの流れには関係ないけど、
ひとつ、思いだしたことを。

英語では、
桜の花を「Cherry blossom」と言いますが、
桜の木のことは「Japanese cherry」と言いますね。


shibainu hanasan


shibainu hanasan


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shibainu hanasan


shibainu hanasan

(撮影データ=9枚=GX100/JPG)

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 近況愚写録 

お花見、これにて、お開き。
(2009年4月12日)

sakura


sakura


sakura


sakura


sakura


満開の桜を求めて歩き回った、怒濤の4日間。
新しい発見が、あったり、なかったり(笑)。

それはそうと、さすがに、疲れました(笑)。

ま、何より、
すっかり散歩好きになったはなさんには、
とても喜んでいただけたことかと存じます。


shibainu hanasan


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shibainu hanasan


(撮影データ=9枚=GX100/JPG)

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 近況愚写録 

不況だからこそ、食物にこだわりたい。
(2009年4月13日)

nakajima wantansoba


最近、おっさんになったなあ、と実感するのは、
たまに顔を合わす友人とハナシをするときでも、
ついつい政治の話題になること(笑)。

政府・与党の無為無策をなじり、
野党の追及の甘さをなじり、
役人の自己保身体質をなじり、
最後に、自分の置かれた厳しい状況を嘆く(涙)。

平均的寿命から判断するなら、ぼくは、
たぶん、すでに、人生の半分以上を生きているわけで、
くだらない、もとい、くそくだらない政治の話題に、
残り少ないだろう貴重な時間を費やすのでは、
あまりにも、もったいないよなあ……。

すごく頼りない脳みそながらも、
他に、もっともっと使いたいことがあるし。

そう、ぼくは、35歳を迎えたときに、
以後の人生は好きなことしかしない、と、
強く強く決意したのだ。
金銭的やりくりが厳しいのは覚悟のうえだ(笑)。
(ホント、少しは酒代と本代を節約しろよ!)

節約、で思うことがある。

世の中、100年に1度と言われる不況なので、
日々生きる、ということは、日々節約することである。

そして、真っ先に節約の対象になるのは、食費。
同じものなら、少しでも、安く買いたい、と思ってしまう。

例えば、しゃぶしゃぶ用の上州牛の肉を買うにも、
新聞の折り込みチラシを比較検討し、
100g500円のAスーパーと、
100g600円のBスーパーと、
100g800円のCスーパーがあるなら、
迷わずにAスーパーへ行く、という風に。

ところが、Dスーパーが、
100g200円で売っているとしたら、どうだろう?
迷わずDスーパーへ行くだろうか?

A、B、C、Dのスーパーの価格には、
きちんと説明できる合理的な理由があるはず。
本当はDスーパーの価格が適正で、
A、B、Cスーパーがぼったくっているのかもしれないし、
あるいはDスーパーが、
何か悪事を働いた上での安価設定かもしれない。

ぼくたちが認識しなければならないのは、
それが、本当に、適正な価格なのかどうかということだけど、
実は、消費者には、それを知る術がまったくない。
そう、各スーパー(あるいは牛肉のブランド)を信用するしかないのだ。

販売者性善説(笑)ですな。

で、結論から言うと、
ぼくの場合、Dスーパーには行きません。
安いには、安いなりのマイナスの理由が、
きっとあるはずだ、と思うから。

これだけ食品偽装が世の中を賑わしていると、
買ったときは、数百円「得」したかもしれないけど、
将来的なことまで考えた場合「損」に変わることは珍しくない。

ファミリーレストランやファストフードで、
思いっきり低価格で提供されているメニューの、
さまざまな「企業努力=からくり」を想像すると、
ちょっと怖くなるのは、ぼくだけだろうか?
(ハンバーガーなんて3年くらい食ってないなあ)

ファストフードのハンバーガー1人前には、
およそ500頭の牛が入っているってハナシがあるけど、
これを聞いて、どうよ?

お金のあるなしが影響することではあるけど(涙)、
少なくても、食べ物に関しては、
安全、安心、に対するリスクが少ない方を選ぶようにしたい。

食品の安全問題は、簡単に考えがちだけど、
買うことでしか食料を得ることができないぼくらにとっては、
命の根幹にも関わる、重要な問題だぜ!

ぼくの場合、例えば、同じような商品があったとするなら、
基本的に、規模の小さいメーカーのものを買う。
食品大手ってのは、何か信用できない気がする(笑)。

大手になればなるほど、
食品製造者の基本のような心が薄くなって、
おいしいものをつくって消費者に喜んでもらう、
というより、
そこそこのものをつくってお金を儲ける、
という方向に走っているような感じがするのね。

完全に、独断と偏見なんだけど。

ぼくが、ある程度、価格の適性度がわかると言えば、
食品ではないけど、日本酒(笑)かな。

例えば、純米酒なら、
大手メーカーのものが、圧倒的に安い。
大量生産できるのだから当たり前だけど。
そして、味も、まあ、ひどい、な。

そうそう、最近、紙パックのお酒が増えているけど、
あれ、ビンに比べると、味が落ちてそうな気がする(笑)。

特に、日本という国は、お酒を、
文化ではなく、税金を取るための手段と考えているので、
(酒造メーカーを管轄している省庁は財務省だ)
ニセモノについて、実に寛容なんだよなあ。

ウイスキーに原酒が1割しか使われてなくても、
日本酒に醸造アルコールが大量に添加されていても、
ビールまがい飲料がビール偽装工作(笑)しようが、
まったくお構いなし、だ。

法律によって品質が定義され製法も定められている、
フランスのワイン、
スコットランドのウイスキー、
ドイツのビールなどとは大違いだよなあ。

毎日飲むものだから「ニセモノ」は飲みたくない。

同じ値段でビールもどきなら2本飲めるとしても、
本物のビールを1本だけ飲んで我慢するさ。

ぼくは、アルコールが飲みたいのではなく、
お酒が飲みたいのだ。

あれあれ、いつの間にか、お酒の話になっているぞ(笑)。
しかも、ちょっと、テンションが上がっているし(笑)。

ま、いいか。

そういう意味でも、
最近の晩酌ローテーション4本柱(笑)である、
アイラ島産のシングルモルトウイスキー「ラフロイグ」も、
ご近所でつくられている日本酒の「船尾瀧・純米」も、
鹿児島でつくられている芋焼酎の「伊佐美」も、
日本が世界に誇る「ヱビスビール」も、
おいしいのはもちろん、安心して飲むことができるのだ。
(ワインについては、イマイチ、わかりません!)

しかしながら、
体にあんまりよくない、とわかっていながら、
ポテトチップスをはじめとするジャンクフードと、
ラーメンだけは、止められないっす(笑)。

あ、そうそう、忘れてた。
写真は、行きつけの本屋さんの真ん前にある、
「なかじま」さんの、わんたんそば。
化学調味料などを一切使わない、貴重な店だ。


参考文献 「動的平衡(福岡伸一)」木楽舎

(撮影データ=GX100/JPG)


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 近況愚写録 

ふるさと分子。
(2009年4月14日)

sushi

( 給付金「捕らぬたぬきシリーズ」第2弾!久々に、うまかったあ〜 )


引き続き、食物、について愚考してみる。

分子生物学者・福岡伸一氏の本「動的平衡」を読んだ。
内容的には、他の著書との重複がかなりあるのだけど、
それでも、やっぱり、面白かった。
(「生物と無生物のあいだ」の方がオススメ)

食料に含まれる分子がまたたく間に体の構成分子となり、
同じ量の分子が体外に抜け出している、ということを、
その昔、ルドルフ・シェーンハイマーという人が見いだした。

絶え間ない分子の交換の上に成り立っているのが、生命現象。
つまり、生物は、動的な分子の平衡状態の上に存在している。

普段は忘れがちだけど、
われわれを含む動物にとっての食料は、
元を辿れば、他の生物の体のすべて、もしくは、一部。

モノを食べる、ということは、
他の生物の命=情報を解体して吸収する、ということなのだ。

口から肛門までつながる動物の消化管は、
体内を通ってはいるものの、ちくわの穴のように、
空間的には外部とつながっているとみなせる。

だから、たとえ、口の中や胃にあっても、
「消化」されていない食料、
つまり、他者の生命情報を保持したままの物質は、
体の「外」に留め置かれているってこと。

消化管内で消化され、
低分子化された栄養素(アミノ酸など)は、
消化管壁を通過して、体内の血液中に入る。

ここで、ようやく、
食物が体内に入ったことになる。

他者の情報がうまく分解されないで体内に入ってしまうと、
自分と他者の生体情報同士がぶつかることになる。
これが、アレルギーや、アトピーや、拒絶反応などが、
引き起こされる原因になるのだ。

なるほど!

例えば、食料の中に、
科学的に合成してつくられた、
生物の構成分子以外のものが含まれていたら?
あるいは、
人為的に組み換えられた遺伝子が含まれていたら?

きっと、排除、分解に、余計なエネルギーがかかる。
と、いうことは、
体の動的平衡に、余計な負荷をかけることになる。

動的平衡の上に存在している生物の、
動的平衡が乱れるのだ。

いいわけないよなあ……。

と、まあ、読めば読むほど想像がふくらむ、
スリリングな読書を楽しませていただきました。

文明という森に生きるわれわれは、
想像力をフルに働かせて、
ものごとを、さまざまな視点から見つめることで、
自然の森には存在しない外敵から、
身を守っていかなければならないんだよね、きっと。

敵は、食物にあり!


人はよく、出身地を話題にするけど、ぼくは、
どこの生まれだろうが、そんなの意味ねえじゃん!
と、ずっと思っていた。

でも、福岡氏の本を読み、
「消化」ということを意識していろいろ考えてみると、
人にとって、出身地は、けっこう、重要かも!
と思うようになった。

人は、生まれ育った土地の水を飲み、
生まれ育った土地でつくられた食料を食べてきた。

食料が極限まで分解されて体に取り込まれる、ということは、
その土地固有の分子を吸収してきたことにならないだろうか。

つまり、
生まれ育った場所=ふるさとには、
その土壌ならではの特有の分子があり、
それが水に含まれ、農作物や獣肉に含まれる。
まさに、それを摂取することで、
ふるさとが、自分の血肉の一部になっている……。

と、考えれば、
県レベル、国(島)レベル、大陸レベルとか、
生まれた土地によって、同胞を括る共通性が、
きっとあるはず、と思ったりするわけ。

ふるさとで過ごした時間よりも、
都会に出て暮らした時間の方が長くなろうが、
人は、好むと、好まざると、
体内には、ふるさとの分子を蓄えているのだ。

そう考えると、遺伝情報を担うDNAの存在も、
「ふるさと分子」情報維持のためにあるように思えてくる(笑)。

じゃあ、大都会で生まれ育った人の「ふるさと分子」は?
もちろん、その都市特有の工業化学物質でしょう(笑)。

経済が発達し、科学や流通が発達した今は、
わざわざフランスのミネラルウオーターを飲み、
オーストラリア産の牛肉を食べ、
中国産の野菜を食べ、
南アフリカ沖の魚を食べたりしている上に、
わけのわからない化学化合物をも確実に摂取している。

日本のみならず、
先進国と言われる国々に住む人たちは、
細胞分子的には、平均化されつつあるのかなあ、
なんて想像力をたくましくしてみたりする。
(食料不足にあえぐ国の人たちのことを考えると……)

今、問題になっている、地球環境問題は、
すべて、人類環境問題であって、
地球そのものや、他の生物のことなんか関係なく、
人類が、現状の生活レベルを落とさないまま、
(あるいは、さらに発展させて)
いかに生きていけるか、しか認識されてない。

その人類をめぐる大きな問題とは、
すなわち、人口問題であり、
自分たちが今生産できる食料で何人養えるか、
という食料の問題でもあるような気がする。

日本で言えば、鎖国していた江戸時代は、
国内だけで、食料も、経済も、すべて回していたわけだ。
確か、人口は、当時、世界有数なはずで、
3000万人くらいではなかったかな?

反グローバリズム的考えだけど、
閉じた世界の中でモノゴトを循環させ、
その世界に適した人口を維持することこそが、
これからの世界のあるべき姿なのかもしれない。

ま、時代を遡る、というか、
反近代的なことにシフトするのは、
絶対に、無理だろうけど。

そういう意味では、
老人にも子どもにも優しくない日本の政策は、
人口削減という「環境問題」の唯一の解決策のために、
世界に一歩先んじていると言える(笑)。

それにしても、
地元産の食料を、地元で食べられることって、
実は、すごく素敵なことなんだ!

ガンバレ、ニッポンの、第一次産業!


ちなみに、女性のみなさん、
いま、チマタで、肌の張りを支えるコラーゲンなるものが、
けっこう話題を集めていますが、
これは、いくら外部から摂ったところで、
体内のコラーゲンを補給することにはならないそうですぜ。

つまり、
コラーゲン入りの食品をいくら食べたところで、
お肌の張りを取り戻すことは不可能なんだそうです。

さらに、クリームなどを塗りたくったところで、
コラーゲンが皮膚から吸収されることもないそうです。
(おっぱいが大きくなる塗り薬ってのも真っ赤な嘘)

ご参考までに。


(撮影データ=GX100/JPG)

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 近況愚写録 

おごれるものもひさしからず、ベンベン。
(2009年4月17日)

hana


hana


ぎおんしょうじゃのかねのこえ、ベンベン。
しょぎょうむじょうのひびきあり、ベンベンベン。

さらそうじゅのはなのいろ、ベンベン。
じょうしゃひっすいのことわりをあらわす、ベンベンベン。

おごれるものもひさしからず、ベンベン。
ただはるのよのゆめのごとし、ベンベンベン。

たけきものもついにはほろびぬ、ベンベン。
ひとえにかぜのまえのちりにおなじ、ベンベン、ベンベンベン。


高校のとき、覚えさせられたよなあ(笑)。
おかげで、今でも、代表的な古典文学の冒頭部分だけは、
つっかえつっかえながらも口をついて出てくる。

で、これは、ご存知、平家物語の冒頭。

平家物語は、諸説あるものの、作者不詳。
現代の日本語の基本とも言うべき、
和漢混淆文(ひらがなと漢字を使用)で書かれた名文中の名文だ。

平家物語、と聞くと、ぼくは、どうしても、反射的に、
僧衣を着た禿頭盲目のオッサンが膝に抱えた琵琶を、
べんべん、とかき鳴らす姿を思い浮かべてしまう(笑)。
(何の影響を受けたんだろう?耳なし芳一かな?)

上の、朽ちていく花の写真を撮っている間中、
頭の中で、ずっと、このフレーズが流れてたのね。
もちろん、ベンベン、という、琵琶の効果音付きで(笑)!

平家物語、実に、深いよなあ!

琵琶法師って、今で言うなら、歌手だよなあ。
つまり、平家物語を世に広めたのは、
ライブ活動に精を出す流行歌手だったわけだ(笑)。

さしずめ、現代で再演するならば、
ぎおん〜、しょうじゃの〜、か、ね、の、お、と!
ジャンジャカジャ〜ン……。
(ギターの音)
って感じかな(笑)。


hana

さて、今日の「アマゾン」(笑)。

と、いうか、
「給付金・捕らぬたぬきシリーズ」第3弾(笑)。
(すでに支給金額を相当オーバーしてるけど……)

「ベートーヴェンの交響曲」は、
数カ月前に、本屋さんで、ぱらぱらと立ち読みして、
なかなか面白そうだと思ったんだけど、

ベートーヴェンも何も、
クラシック音楽なんぞあんまり聴いたことがないしなあ……

と、その時、珍しく、買うのを躊躇した本。

しかしながら、
漫画「のだめカンタービレ」の愛読者としては、
千秋くんではなく、第一線で活躍する「本物」の指揮者が、
何を考えて指揮をしているのか気にかかる。

低額、もとい、
定額給付金が支給されることで、
気が大きくなっているし(笑)。

ここは、教養ある一人の大人!として(笑)、
ベーやん(笑)くらい話題にできないとまずいよなあ……

と、思うに至り、
いつものごとく、後先考えず、

本を読むついでにべーやんの交響曲も全部聴いてみよう!

と、清水の舞台からぴょん、と飛び降りてしまった(笑)。
(やることが本末転倒、かつ、極端だ!)

で、決心したところで、
星の数ほどあるベーやんのCDのうち、
何を買ったらいいのか、さっぱりわからないので、
指揮は、あの有名な(笑)、カラヤン、
演奏は、あの有名な(笑)、ベルリンフィル、
と、シロウトならではの、トホホ選択をした次第。

本はまだ読んでないけど、
ベートーヴェンのシンフォニーは、聴いてびっくり!

長い航海を経て見知らぬ場所にたどり着き、
その目新しさ、珍しさに、心魅かれ、
好奇心のなすがまま歩き回っている、というような状態で、
自分の言葉でうまく語るのは難しいのだけど、
まさに「新世界」を訪れた旅人、探検家の喜びを堪能してます。

つまり、すっげえ、いいっす!
いやいや、大枚はたいて、全集買って良かった!!

と、いうか、ぼくは、定額給付金という、
実にちっぽけなニンジンをハナの前にぶらさげられただけで、
政府・与党の思惑以上に、
消費行動に走ってしまっていることに気がついた(笑)。
(でも、まあ、物欲に負けるのは、いつものことか……)


(撮影データ=3枚=GX100/JPG)

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 近況愚写録 

目まぐるしく、主役交代。
(2009年4月19日)

midori


yaezakura


yaezakura


yaezakura


ちょっと遠出して、いつもの貯水池へ。
春と夏の間くらいに感じる陽射しが気持ち良い。

1週間振りに訪れてみると、
桜の園だった風景は一転、目に優しい新緑に。

主役も、ソメイヨシノから、
ヤエザクラとツツジに替わっていた。

季節がめぐるのは、案外、速足なのだ。

うぐいすが、ピ〜ポケキヨ!と鳴き、
カモが、ガアガア、と騒ぎ、
釣り人が、ビュッ、と糸を振る。

はなさんは、いつもよりも、
かなり丹念に、匂いをかぎまくり、
ときおり、細長い草を、かみかみ。

え?腹減ってるのか、はなさん!

そうか、もう9時になるというのに、
朝ご飯、まだだもんなあ……。

確かに、ぼくも、腹減った!
でも、近くのコンビニまで、あと4キロはあるな……。


shinainu hanasan


shinainu hanasan


shinainu hanasan


shinainu hanasan


shinainu hanasan


shinainu hanasan


(撮影データ=10枚=GX100/JPG)

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