近況愚写録 

写真展スタート!
( 2013年9月1日 )


さて、準備期間2週間という、
すさまじいスケジュールで進行していた、
阿寒湖温泉での初めての写真展が、遂にスタート。

奏楽の森カフェ

9月1日から10月31日までの、
2か月のロングランでございます。
近隣の皆さま、そして、阿寒湖へお出での皆さま、
時間があれば、ぜひ、ご覧いただきたく存じます。

どうぞ、よろしくお願いします。


syashinten

仲間たちが手伝いに来てくれました。
みんな、いつも、ありがとう。



syashinten

嬉しい、ドーナツと紅茶の差し入れ。



syashinten

だんだん形になってきた。
水平をきっちり決めたあとは、ライトの調整。



syashinten

キャプションを貼ったら、はい、出来上がり。



otsukaresamakai

展示作業、お疲れさまでした。
ぷは〜、ビールがうまいぜ。



syashinten

さて、翌朝。
開店準備に大わらわのドーナツ屋さん。



syashinten

いい感じの会場でしょ?

展示は、全26枚中、25枚がA3ノビ。
真ん中正面にある今回のメインビジュアルは、
A1でプリントしたので迫力がありまっせ。



syashinten

10時の開場と同時にいらしてくださった、女子2名。
ありがとうございました!


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 近況愚写録 

やや、日常的な生活。
( 2013年9月3日 )


tamatsunohokori

粘菌!タマツノホコリ (D300)


怒涛の写真展用写真準備、
怒涛の写真展用小物準備、
怒涛の写真展会場設営、
怒涛の写真展初日を経て、
ようやく、
日常の生活がもどってきました(笑)。

写真展には、すでに、
たくさんの方々にご来場いただいております。
本当にありがとうございます!
会期はまだまだありますし、
10月から写真を一部入れ替えるので、
何度でも足をお運びくださいませ(笑)。

しかし、道東の今年の夏は、異常気象でした。
(阿寒湖は、もう、秋です)
低温多湿、と言いたくなるような、雨、雨、雨。
午前中は、多少青空が見えたとしても、
昼過ぎからだらだらと天気が崩れ始め、
小雨が降ったり、場合によっては本降り。

最高気温も、30度近くに上がったのが1日くらいで、
あとは、25度以下、雨が降ると15度なんて日も。
内地から来た人は、気温が半分だ!って喜んでいたけど(笑)。

だから、天気予報がまったく当たらない。
まったく当てにできなくなってしまった……。

ま、9月は、多少、好天に期待。
きのこと紅葉のコラボレーションを撮らねば!


と、いうことで、
数日振りに訪れた、阿寒川周辺の森。
霧雨。気温14度。

いつもに比べて暖かいなあ、なんて思ったら、
それもそのはず、
レインウエアの下に着ている衣類を、
半袖Tシャツ&半ズボンの夏バージョンから
長袖Tシャツ&長ズボンへと衣替えをしたから(笑)。

相変わらず、オニイグチモドキが絶好調。
ハナオチバタケもたくさん。
アマタケや、モリノカレバタケは、そろそろ終盤。
ドクベニタケ、そして、ニカワホウキタケ、そして、
チャホウキタケモドキ、多数。

ヒナノヒガサや、ミズゴケノハナや、シロコナカブリなど、
小さいきのこも、にょきにょき。
冬虫夏草のサビイロクビオレタケが5つくらい生えている倒木発見。

大きなカラカサタケ2本、今年、初確認。
ナカグロモリノカサ、数本。
ホコリタケもぼちぼち本格発生。
ハナビラダクリオキンも発生の第2弾。
アクニオイタケも、しっとり登場。
ニガクリタケがまたまた大群落形成。
同じ木で、今年通算、3回目の大発生。

そしてそして、粘菌がたくさん。
ヌカホコリ、ホソエノヌカホコリ、
ムラサキホコリ、カタホコリ、マメホコリなど。
タマツノホコリと、ウツボホコリは大群落を形成。
名前がわからない、まち針状の粘菌も多数。
でも雨で溶けてしまったものも多数。

とはいえ、
写真に撮りたくなるような粘菌は、あまりなし。


あ、そうそう、9月2日から、
食用きのこ製造会社ホクトが運営する、
「きのこらぼ」というサイトで、
ぼくのエッセイが公開されています。
きのこ面白情報


tamatsunohokori

上のタマツノホコリの写真を等倍で切り出し。
胞子まで見えるぞ。(D300)


kinoko

シロコナカブリのような、違うような……。



kinoko

木を覆う菌糸と、ヒメカバイロタケのような、違うような……。



akunioitake

アクニオイタケの団体さん。



karakasatake

今年初お目見えの、カラカサタケ。
そうだ、このきのこを食べてみて、
絶品中の絶品とおっしゃる、菌友・池澤春菜さんに、
感想を伝えなければならないのだった……。


阿寒湖温泉での写真展『静かな湖畔の森のきのこ』、
好評開催中です。10月31日まで。
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 近況愚写録 

やはり、ちょい、スランプ。
( 2013年9月5日 )


曇り。気温22度。
雨上がりなので、かなり気温が暖かい。
5時半に、阿寒湖南西部の森へ。

みるみる晴れてくる。
青空が広がり、太陽の光が射しこむにつれ、
虫も大量にまとわりついてくる。
たまらず、頭から防虫ネットをかぶる。

カツラの葉っぱが醸しだす、
どことなく甘い香りが鼻腔をくすぐる。
久しぶりに気持ちのいい朝。

今朝のきのこ。
アカハツを今年初確認。
ツチグリの4つセット。
イヌセンボンタケが4回目の発生。
生え始めたばかり。
高さが軽く15cmはある、でっかいノボリリュウタケ。
雨に打たれて、でろでろになったタモギタケ。
そして、虫食いタマゴタケの隣の、冬虫夏草・サナギタケ。
など、など。

とはいえ、ちょっと、撮影的にスランプ。
水平垂直が正しくとれていない、
画面の中に余計なものが写っているのに気づかない、
レンズに水滴がついているのにも気づかない。
いずれも、撮影した画像データを、
Macに取り込んで確認して初めて気づくという間抜けぶり。

しかも、しかも、構図的な完成度が低い!

気合を入れなおさねば……。

本日は、写真展用のポストカードの納品日。
絵柄は、あれと、あれと、あれの3種類(笑)。


それと、9月2日から、
食用きのこ製造会社ホクトが運営する、
「きのこらぼ」というサイトで、
ぼくのエッセイが公開されています。
きのこ面白情報


pasta

朝採ったばかりのきのこをすかさず料理。
ヤマドリタケとタマゴタケの和風ちょいスープパスタ(9月4日の昼食)。


yukku ohau

アイヌ料理・ポロンノの看板メニュー、ユックオハウ(9月4日の夕食)。
おいしいうえに身体の中からきれいになる感じがする。


forester

我が愛車・フォレスターのえりちゃんに、
朝陽が射し込んで、なんか、広告のように……(笑)。


tamagotake/sanagitake

おそらく虫に食べられたであろうタマゴタケの隣に、
冬虫夏草のサナギタケが生えていた。


阿寒湖温泉での写真展『静かな湖畔の森のきのこ』、
好評開催中です。10月31日まで。
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 近況愚写録 

森を歩けば、きのこツアーに。
( 2013年9月7日 )


koubaitake

コウバイタケ


ここ数日は、写真撮影に行けないものの、
トレッキングツアーのガイドとして、森へ。
写真を撮る、撮らないを別にすれば、
やはり、ほぼ毎日、森へ行っているのであります。

いま、阿寒川沿いでも、オンネトーでも、
どこも、かしこも、
たくさんのきのこが見られます。

まさに、きのこの季節。
森を歩けば、即、きのこツアー。

オンネトーでは、
またまたベニテングタケが発生し始めました。
相変わらず、どこへ行っても、タマゴタケ多数。

そしてそして、
泣く子も黙る、ポルチーニこと、
ヤマドリタケもたくさん!
例年よりも、かなり多いですな。

ほぼ、毎日、ポルチーニ、食べてます!
オリーブオイルとニンニクでソテー……。
なんという、幸せ!

ヤマイグチに、シロヤマイグチ、オニイグチモドキ、
キンチャヤマイグチに、キイロイグチ……。
イグチ系もたくさん。
ムラサキフウセンタケも多数。

コガネホウキタケ、ハナビラタケなど、
ふわふわカリフラワー形状の大きな株のきのこも。


朝行けないものだから、
今日は、久しぶりに、昼過ぎから森へ。
コケコケの森で、コウバイタケ狙い。

コウバイタケも、ベニカノアシタケも、
けっこうたくさん生えていたけど、
いいシチェーションのものが見つからなくて、
あまり撮影できなかった。

でも、森へ出かけていって、
カメラのシャッターを切っているときは、
やっぱり、すごく楽しいんだよなあ。

小雨が降ってきたので、2時間弱で退散。

事務所に戻って、カメラのデータを、
外付けハードディスクに移してからチェックしていたら、
映像素子に大きなゴミが付いているのを発見……(涙)。

ホコリが少ないであろうキッチンで、
ブロワーでシュッシュッシュッと吹いてみたら、
一番大きなやつだけは取れた。

レンズ交換をしないわけにはいかないので、
映像素子にゴミが付くのは仕方ないけど、
もう少しどうにかならないものかなあ……。

ま、小さなゴミは、
MacBook Proで「現像」するときに消すとかで、
どうにか誤魔化せるでしょう。
あとで、ニコンのサービスセンターへ行って、
お掃除をしてもらわねば。


nenkin

コケに這い上がってきた粘菌。
カタホコリかなあ?



dokubenitake

ヒカゲノカズラにガードされているかのような、
ドクベニタケ。



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 近況愚写録 

素敵な水を求めて。
( 2013年9月9日 )


nishibetsugawa

清流、といえば、バイカモ。 (D300)



nishibetsugawa

朝陽が当って、きらきら。 (D300)


怒涛のカヌーガイド仕事に、
後半は、写真展準備も加わり、
息も絶え絶えだった8月。

9月に入って落ち着いたかというと、
そうは問屋が大根おろし……。
でも、まあ、8月ほどではないけど。

とりあえず、久しぶりに、
阿寒湖を離れてのんびりしつつ、
おいしいラーメンが食べたい(笑)。

屈斜路湖を燃やすような朝焼け、
もしくは、
屈斜路湖を覆い隠すような大雲海、
というような、
感動的なシーンとの出会いを目論見、
日の出前に、津別峠へ行ってみたものの……。

車のヘッドライトを包み込む深い霧。
時折遠くで光る雷。
フロントガラスを叩く横殴りの雨……。

自然は、思惑どおりにはいかないのさ(涙)。

で、津別峠の感動シーンをあきらめ、
車で屈斜路湖方面へと走り出すと、みるみる天気が回復。
屈斜路湖に、西別川に、摩周湖に、神の子池と、
思いつくまま、行きたい場所を巡ったら、
みんな、水に関係ある場所ばかりだった。

阿寒湖も、阿寒川も、オンネトーも、
確かにいいけど、それとはまた違う良さが……。

バイカモが生い茂る西別川を、
ウエーダーをはいてじゃぶじゃぶ歩いているとき、
心が洗われるって、まさに、
こういうことなんだなあ、と実感した次第で。

そう、きれいな水は、
生きる基本、明日への活力なのだ。
なのだったら、なのだ。

しかし、ひとつ、誤算が……。
月曜日は、最近のお気に入りのラーメン屋、
北見の「はる吉」がお休みなのだ!

美幌の「大豊」にしようか、
弟子屈の「いぶき」にしようか、
阿寒町まで遠征して「真澄」へ行こうか、
いろいろ思案した結果、ラーメンはあきらめて、
ここひと月で最高とも言える青空を堪能すべく、
地平線の見える大牧場・多和平へと足を伸ばし、
ちょっと酸っぱ目のスープカレーを食べたのだった。

昼食後、リベンジで再び津別峠を訪れると、
青い空と、白い雲と、雄大が屈斜路湖の大パノラマ!
絶景かな、絶景かな。

終わりよければすべてよし。
明日から、また、頑張れる。

ちなみに、
阿寒ネイチャーセンターの

「明日のために遊ぶ」

と言うキャッチコピーは、
最近ではきのこ写真ばかり撮っている、
三文コピーライターの作。
(ほっといてくれ)


masyuko

第三展望台から望む摩周湖。


kaminokoike

魚もたくさん泳いでいる、神の子池。


nenkin

青い空、白い雲、緑の大地の3点セット!
ザリザリいわせながら草をはむ、黒顔羊のサフォークくん。


nenkin

津別峠から見る屈斜路湖。
今日は、本当に、本当に、空が高かった。


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 近況愚写録 

欲望渦巻く、きのこ採り。
( 2013年9月10日 )


コーヒーをゆっくりと飲んでいると、
カウンターの向こうから、
「明日か、明後日、いいんじゃないっすか」
と声がかかる。

「じゃあ、明後日の早朝ね」
ということで、アイヌ料理屋の主人と、
きのこ採りへ行くことになった。

それをたまたま聞きつけた、
野外大好き初心者きのこ女子が参加を熱望。
ちくまプリマー新書の『きのこの話 を、
熟読吟味してきのこを勉強中という、
その素晴らしい心がけに思わず感動してしまい、
一緒に連れて行くことにした。

ぼくらの周りでは、このきのこの発生場所が、
一子相伝秘伝中の秘伝のシロ、なんてことはなく、
けっこうオープンに、あそこで採った、ここはダメだった、
なんぞと、情報交換が盛んなのである。
(当然、知り合い以外に場所は教えません)
それだけたくさん採れるということなのかもなあ。

ちなみに、その名の通り、松であれば、
どんな種類でも発生する可能性があるとか。
だから「あそこで採れた」という地域情報はありがたい。

我々、欲にまみれた一行は、
山の道無き道を歩き、木々の間を抜け、
該当ポイントに到達した後は、
くまさんの存在に怯えつつ、
2時間弱の間、それぞれに散って、
時に這いずり、時に歩伏前進し、時にコケて、
木の枝で切り傷、転んで擦り傷、すべって青あざをつくり、
ただひたすら、きのこを探した。

結果、きのこ初心者女子は、ゼロ。
持たざる者と自称するアイヌ料理屋の主人は、
自己新記録だという4本。
そして、きのこ写真家改め、きのこ採取家は、
小さなものが多かったけど、14本。
圧倒的なまでの、きのこ目の差である。
ふふふ。

と、いうことで、今夜は、
まつ、もとい、きのこうどんなのだ。


ma-kinoko

引き抜く瞬間が、たまらないわけで。


murasakinaginatatake

ムラサキナギナタタケ。これも可食。


numerisasatake

ヌメリササタケ。可食どころか、美味。


seika

今日の成果の一部。


kinoko udon

夕食の、きのこたっぷりうどん。
二人分で、大1本、中1本使用。


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 近況愚写録 

相変わらず、きのこ、絶好調!
( 2013年9月11日 )


tsugasarunokoshikake

ツガサルノコシカケが分泌した水滴に、森が写り込む。 (D300)



午前中は、トレッキングガイドで、
十勝は足寄町、オンネトー方面へ。
とにかく、ガイドをしているときに限って、
きのこがにょきにょきなのさ。
本当に、にょきにょき(笑)。

タマゴタケは、少なくみても、20本以上確認。
今の時期に見られる個体は、
傘が真っ赤で、柄にダンダラ模様がはっきり出ている、
内地で見られるタイプと同様のものが多い感じ。

ベニテングタケの、
オレンジバージョンがたくさん。
赤バージョンは、少々。

ベニテングタケになるのか、
はたまた、テングタケになるのか、
現状ではわからない雪だるま幼菌もたくさん。

ツバアブラシメジは大群落を形成。
ヤマイグチ、シロヤマイグチもあちこちに。

ドクツルタケに、ドクベニタケに、
キイロイグチに、ムラサキフウセンタケなど、
白、赤、黄、紫、色とりどり。

ニカワホウキタケに、ハナビラタケに、
テングノメシガイなど、形もさまざま。

そして、
ハタケシメジに、ヌメリササタケに、
ヤマドリタケモドキなどなど、
美味きのこもたくさん。

静岡から来たというお客さんは、
せっかく素敵な森へ行ったのに、
下しか見てなかった!
と、きのこラッシュに大喜び。

本当に豊かな森だなあ……。


きのこをたくさん見てしまったので、
居ても立ってもいられなくなって、
午後に、時間の合間を縫って、阿寒川へ。

短い時間だったけど、
逆に、ひとつのきのこに集中できて、
それはそれで悪くなかったかな。

でも、まだ、撮影も、人生も(笑)、
スランプから抜けきってない……。

村上春樹編訳の恋愛小説集が届いたので、
秋の夜長、ニッカの竹鶴17年でもすすりながら、
読書に没頭、というのも悪くないですな。


そして、今日は、
アメリカ同時多発テロ事件から12年。
東日本大震災から2年半。

黙祷。


ibotengutake

イボテングタケ。


fuchidoritsuetake

太いヌメリツバタケ(左)に、細いフチドリツエタケ(右)。



tanukinochabukuro

タヌキノチャブクロ。


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 近況愚写録 

心の薬。
( 2013年9月12日 )


harukichi shioramen oomori

北見市 はる吉 しおらーめん大盛り
幾重にも感じる複雑な味わいで、おいしゅうございました。



朝のうちに、ちょこちょこっと原稿を書いて、
朝食を食べたらすぐさまオンネトーへ行き、
昨日散々見つけたテングタケ系きのこたちを、
とりゃあ!とりゃあ!と撮影しよう。と目論む。

で、その通りに、びしっと原稿を書き上げ、
2種類のシリアルにヨーグルトをかけた朝食も済ませ、
7時半に、意気込んで出発したら、本降りに(涙)。
車で3分走ったけど、事務所にとんぼ返り……。

いろいろがスランプだと、
天気すら味方しないようですな。

ぐぬぬ。

しかし、しかし、逆に考えれば、この状態は、
天が、ある方法を以て、スランプを脱出せよ、と
導いているのではないかしらん……。

そうとなれば、こりゃあ、
天命に従うしかない。

本来であれば、帯広の「懐」へ行きたいところだけど、
最近のお気に入り、北見の「はる吉」を目指した。
行き着くところは、やっぱり、ラーメン(笑)。

はる吉では初めてのしおらーめんを食べて、
意気軒昂、敗者復活、となったかと言うと、
知らずのうちに唇を火傷してしまって、
気分が、また、どよ〜ん……。

そうだ、北見と言えば、ホーマック。
ペット売り場があるわけで……。
いました、いました。
なんと、柴犬が3匹勢ぞろい!
く〜。

柴犬成分、一部補給完了(笑)!



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 近況愚写録 

早朝の森林散策。
( 2013年9月13日 )


kinchayamaiguchi

キンチャヤマイグチの大群落。
半径5mくらいの円を描く場所に30本は生えていた。
(D800)



オンネトー周辺がきのこだらけなので、
早朝から撮影に没頭したいところだけど、
ガイド仕事があるので、時限付き。

6時に出かけて、9時半に帰ってきて、
10時からカヌー仕事。

もう少し早く出かければいいじゃん、
と思う人がいるかもしれないけど、
早く出発すると、森の底がまだ暗くて、
ISOを高めに設定しても、シャッタースピードは、
10秒20秒は当たり前!になっちゃうからねえ。

世の中、ケーザイ、ケーザイって、
何とかのひとつ覚えみたいに大合唱しているけど、
そのケーザイってのは、いったい何なの?
ケーザイが良くなれば、本当に、
自分や自分の大切な人が幸せになれるの?

オリンピックの誘致目的ですら、
文化やスポーツよりもケーザイケーザイですからねえ。

そんな、ケーザイを含む、
人間の脳みそがつくりだした諸々のシステムを、
改めて思考空想しようとするならば、
脳みその範疇では捉えきれない大自然のその真っ只中が、
いちばん都合がいいような気がするわけで。
いわば、野空想(笑)。

ま、何はともあれ、早朝の森を、
くまさんの存在を心の片隅で意識しつつ、
五感を開放してゆっくり歩くのは気持ちがいい。



benitengutake

ベニテングタケ


kinoko

名称不明。
紫色の傘から金色の水滴が。



tsubaaburashimeji

ツバアブラシメジの群落。



nenkin tsubaaburashimeji

ツバアブラシメジの上に粘菌が乗り上げて、
まるでおばさんパーマのように(笑)。
(D300)


matsutake

マツタケがおれを呼ぶのさ……。



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 近況愚写録 

雨の森、コケの森。
( 2013年9月15日 )


sanagitake

どど〜んと真ん中に鎮座いたしますは、冬虫夏草のサナギタケ。 (D800)



曇り。気温16度。
昨日に引き続き、暖かい朝。

やや強めの風が吹いているのだけど、
それが、何となく暖かい。

6時前に、コケコケの森へ。
写真を撮るため、というよりは、
深呼吸をするために訪れたようなもの。

クロハツ多数。
ベニテングタケ安定多数。
ドクベニタケも安定多数。
ドクツルタケ出始め。
ボリボリことナラタケも出始め。
これまた、大発生の予感。
ミヤマタマゴタケちらほら。
ベニカノアシタケ多数。
コウバイタケそこそこ。
クサハツもそこそこ。

それにしても、
すさまじいまでのヤブカの攻撃。
上下レインウエアを着こみ、蚊取り線香をぶら下げ、
防虫ネットを被って、完全防御!と思いきや、
巻いたタオルの上から頭を刺しやがる。
さらに、
露出している両手は、虫除けを塗って、
さらにハッカスプレーまでかけたけど、
その甲斐なく、ぼこぼこ。

くそ!

リュックタイプのカメラバックを背中からおろし、
倒木に腰掛けて、トドマツの森とコケの林床を眺めると、
爽やかで落ち着いた気分になれる……。

残念ながら、そんな悠長な事を言ってる場合じゃなく、
「プ〜ン」という甲高くて不快なヤブカの飛行音が、
いくつもいくつも耳元をかすめていく……。
その数、10や20どころじゃない。

くそ!

2時間で撮影切り上げ。


9時からカヌーガイド。
雨こそ降ってないものの、波、風、ともに強く、
カヌーで漕ぎ出せるギリギリライン。
途中、ほんの5分くらい、
雨に降られてしまい、けっこう濡れる。


午後から、きのこツアー。
これが、思いっきりの土砂降り。
暴風雨で周囲はすごい音を立てているのに、
木々の密度が濃い場所では葉っぱが風雨を防いで、
たまに大きな雨粒が降りかかる程度。
でも、動き続けているから、
当然、叩きつけるような雨の洗礼も受ける。

たくさんの種類のコケや、ヒカゲノカズラや、
葉っぱが紅くなりはじめたゴゼンタチバナや、
そしてもちろん、
コウバイタケやベニカノアシタケなどのきのこが、
薄暗い森の中できらきら輝いている。

成熟して深緑色になったホコリタケに、
雨粒が落ちると勢い良く胞子が舞い上がる。

カツラの葉っぱの甘酸っぱい香りが、
どこからか流れてくる。

ああ、やっぱり、雨の森もいいなあ……。
(と、ゲストも思ってくれたかなあ?)



tamagotake

高さ25cmはあろうかという、でっかい、タマゴタケ。
それにしても、今年の大発生ぶりは半端じゃない。


gantake

コケコケの森の、ガンタケ。


benikanoashikate

ブレてしまった写真だけど、何となく味がある(笑)。
ベニカノアシタケ。


gozentachibana

紅葉しはじめたゴゼンタチバナ。


matsutake

コケと、ヒカゲノカズラと、トドマツの幼木。
決して単色ではない本当にきれいな、緑、緑、緑。



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