近況愚写録 

菌賀新年。
( 2012年1月1日 )

kuronoboriryutake

辰年なので、それに見合ったきのこを……。
そうだ、クロノボリリュウタケの写真があるじゃん!



あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。


昨年3月11日の東日本大震災以来、
いろいろなことが脳裏をよぎり、
何ができるのか、
何が望まれているのか、
何をしなくてはいけないのか、
などなど、
いろいろ考えようとすればするほど、
脳ミソが思考停止してしまい、
脳ミソを補強するところから始めないと駄目だ、
と、強く思いつつも、
結果的には、どれだけ強化されたのかが微妙な、
少々不安定な状態が続いております。

ま、できることしかできませんので、
ぼちぼちやっていくしかありませんな。
ふう。

さて、今年の前半の予定なんぞを少し。

ええと、何を隠そう、実は、
3月上旬頃に、初めての本が発売される予定です!
内容は、きのこと、森歩き。
写真もたっぷり見ていただけることになろうかと。
現在、鋭意制作中でございまして、
詳細が決まり次第、
お知らせさせていただきたく存じます。

そして、そして、
晴れて、本が発売された暁には、
皆さまの、ご自費、もとい、
ご慈悲を賜れれば幸いでございます。
まるで北一輝の「血盟団」のような響きですが、
一家一冊といわず、一人一冊、で、
よろしくご支援のほど、切にお願いいたします。

本の発売に合わせて、
きのこに絡んだ何らかのイベントもやる方向で、
現在、諸々を企画検討しているところでございます。
これまた、詳細が決まりましたら、
お知らせさせていただきたく存じます。

さらには、ちょっと先の話ですが、
5月下旬頃に、東京で写真展を行う予定です。
同じ事を繰り返すようでございますが、
これまた、詳細が決まり次第、
お知らせさせていただく所存でございます。

ほぼ日刊イトイ新聞 に連載中の 「きのこの話」 も、
好評、とのことなので、
このまま連載を続けさせていただく予定です。

と、いうことで、
今年も、きのこに明け暮れる1年になりそうです。

末筆になりましたが、
皆さまの、ご健勝、そして、ご活躍を、
心よりお祈り申し上げます。


( 撮影データ=D300 )
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 近況愚写録 

「きのこの話」
( 2012年2月13日 )

dokubenitake

ほぼ日刊イトイ新聞「きのこの話」の連載50回目を飾った、ドクベニタケ。


お寒うございます。
元旦から放置状態の「近況愚写録」ですが、
久々の更新は、宣伝でございます(笑)。

まず、名実ともに「菌曜日」に移行した、
ほぼ日刊イトイ新聞 に連載中の 「きのこの話」 は、
何と、何と、連載50回を迎えました!

日記を書いたこともない男が、
休みなし、怒涛の、50週連続更新!
ほぼ日刊イトイ新聞の、ほぼ週刊「きのこの話」(笑)。

おかげさまで、そこそこご好評をいただいているようです。
3月になれば、これまた、区切りの、連載1周年!
引き続き、ご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。

そして、出る、出る、と、
まるで、お化けか便秘のように言っておりました、
著書の発売のお知らせです。

筑摩書房 のウェブサイトの 「これから出る本」
コーナーにも、ちゃんと載っていますね。

Amazon でも、予約開始!

つまり、本当に、本が発売されます(笑)。

内容は、ひと言で言うなら、
きのこの森の歩き方の初心者編。
とりあえず、何はともあれ、
きのこを見るために森へ行ってみませんか、
というお誘いの本でもあります。

ページの半分を占める写真は、すべてカラー。
きのこだけではなく、森の仲間ってことで、
粘菌(変形菌)や地衣類もちょこっと登場します。

新書、という発行形態ゆえに、
地方の書店では取り扱われない場合もあるかと。
もし、買ってもいい!という奇特なお方は、
お近くの書店にご予約いただくか、
インターネット販売などをご利用ください。


きのこの話
kinokonohon
( ちくまプリマー新書 )
2012.03.05 発売

Amazon で予約購入


ぼくの意向に添うべく筑摩書房に営業努力をしていただき、
半分カラーなのに、税別定価、1000円を切りました!
( 定価980円、税込1029円 )

そして、なんと、なんと、
本の帯を書いたら日本一、と言われる、
糸井重里さんの直筆風推薦文付き!

ちなみに、ほぼ日刊イトイ新聞では、なんと、3月2日に、
全購入者に掟破りの超絶マル秘特典をつけて先行販売!
後日、改めて、お知らせします。

いずれにしても、
どうぞよろしくお願いいたします。


( 撮影データ=ドクベニタケ=D300、はんこ=GX100 )
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 近況愚写録 

『きのこの話』発売!
( 2012年3月5日 )

shibainu hanasan kinokonohanashi

発売より一足先に届いた見本を見分する、柴犬はなさん。


ついに、ついに、
本日、3月5日、拙著『きのこの話』が発売されます!
(実際に本屋さんに並ぶのは翌3月6日のところも)

先日、3月2日に、ほぼ日刊イトイ新聞で、
先行販売を行ったのですが、
ご購入者全員にプレゼントされる、
奇譚クラブのきのこストラップの人気もあって、
用意した200冊が、なんと、発売1時間で完売!

これも、すべて、皆さまのおかげ。
感謝、感激、雨、あられでございます。
ご購入者全員を抱きしめて、
キスを差し上げたいところです(笑)。


きのこの話
kinokonohon
( ちくまプリマー新書 )
2012.03.05 発売

Amazon で購入

定価980円、税込1029円です。

そして、本の帯を書いたら日本一、と言われる、
糸井重里さんの直筆風推薦文付き!

本の内容は、ひと言で言うなら、
きのこの森の歩き方の初心者編。
とりあえず、何はともあれ、
きのこを見るために森へ行ってみませんか、
というお誘いの本でもあります。

全192ページの半分を占める写真は、すべてカラー。
きのこだけではなく、森の仲間ってことで、
粘菌(変形菌)や地衣類も登場します。

先行販売は終わってしまいましたが、
こちらで、少しだけ、内容が「立ち読み」できます。
ほぼ日『きのこの話』販売サイト
サイトのいちばん下に、
メッセージを書いたのですが、ここに再掲します。


あるとき、気がつくと、
きのこや粘菌(変形菌)に、
夢中になっていました。
この5、6年くらいは、初夏から晩秋にかけて、
北海道の阿寒湖に滞在し、
ほぼ毎日周辺の森へ通い、
きのこや粘菌を探しては写真に撮っています。

もしかしたら、ぼくは、とても居心地のいい
「自分の場所」を見つけたのかもしれません。
きのこや、粘菌や、動物や、木々や、草花や、
石や、土や、とにかく、森を構成する、
ありとあらゆるものと共振しながら、
目に見えない、原子や、素粒子や、
宇宙の果てにまで想いをめぐらし、
生きているということを、
心ゆくまで楽しめちゃう場所を
(そこでずっと暮らしたいかどうかは
 また別の問題ですけど)。

そんな、大好きな場所を、
皆さんにご紹介しようと思います。
そして、その森で生きている、
これまた大好きなきのこや粘菌たちを、
ご紹介しようと思います。
もし、気に入っていただけたなら、
いつか、ぜひ、実際の森へお出かけください。



新書、という発行形態ゆえに、
地方の書店では取り扱われない場合もあるかと。
もし、買ってもいい!という奇特なお方は、
お近くの書店で注文していただくか、
インターネット販売などをご利用ください。

あと、
本が汚れるのも構わず、サイン本が欲しい、
という奇特な方は、メールでご相談ください。
(「プロフィール」にアドレスがあります)

どうぞ、よろしくお願いいたします。
そして、メールでも、ツイッターでも構いません、
ご感想、ご批評など、ぜひ、お寄せください。


ええと、最後に、3月2日、
ほぼ日刊イトイ新聞での先行販売のプロモーションとして、
拙著『きのこの話』の編集者、筑摩書房の鶴見さんと、
ほぼ日が誇る「きのこチーム」の皆さんと、
高尾山へきのこ探しへ行ったときの写真を。

雪は残っているし、雨が降っているし、寒かった……。
もちろん、きのこも見つかりましたとも。
(UST中継は、切れ切れだったみたいですが)

当日の様子はこちらでご覧いただけます


takaosan

高尾山のケーブルカー乗り場の前で、ムササビ発見。


takaosan

雨なのに、何故か、リフトに乗り込む、きのこ探し一同。


takaosan

ここは新潟?長野?とても都内の風景とは思えませんな。


takaosan

雨と霧と残雪の高尾山頂上から、心の目で富士山を見ました。
(頂上付近の店で食べたおそばがぬるかった!ぐぬぬ!)



takaosan

遭難せずに、全員無事に帰着。

( 撮影データ=6枚= GX100 )
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 近況愚写録 

新井文彦写真展 〜きのこの森の物語〜
( 2012年4月28日 )

DM
納品されたDM。


昨年に引き続き、5月に、東京で写真展を開催します。
たくさんの方々と、きのこトークをするのを楽しみにしております。
お時間があれば、ぜひ、お立ち寄りくださいませ。


新井文彦写真展
〜きのこの森の物語〜


2012年5月16日(水)〜22日(火)
午前9時30分〜午後8時30分(最終日は午後5時まで)
丸善・日本橋店 3階ギャラリーB

※展示作品はすべて販売します。

在廊予定



『きのこの話』発売中!
kinokonohon
( ちくまプリマー新書 )

Amazon で購入

定価980円、税込1029円です。

そして、本の帯を書いたら日本一、と言われる、
糸井重里さんの直筆風推薦文付き!


( 撮影データ= GX100 )
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 近況愚写録 

きのこシーズン。
( 2012年7月6日 )

hitoyotake
阿寒川源流部のヒトヨタケ(左下)。


大変ご無沙汰でした。

3月に初の著書『きのこの話』 の出版、
5月下旬には、丸善日本橋店で写真展開催、
さらには、たまりにたまった、
各種雑誌、新聞、広告などの原稿書きに追われ、
かつてないほど忙しい日々が続きまして、
気がつけば、7月、気がつけば、阿寒入り。

どうにか、平穏な、きのこ撮影生活開始!
と同時に、咳ごほごほ鼻水ずるずる(涙)。
世の中、なかなか思惑通りには行きませんな。

思惑通りに行かない、と言えば、Nikon D800。
なんでも、世界的人気とかで、
6月上旬に、銀座のNPSで注文したものの、
現在、まだ、入手できておらず、
札幌SCへ送ってもらう手はずにしてもらったけど、
8月中に手に入るかどうかわからない、微妙な状態(涙)。
もう、テンション下がりまくり。
なんだかなあ……。

でもまあ、今年も、ばしばし、
きのこ、粘菌写真を撮りまくります。

乞うご期待!

mannentake
マンネンタケ。


( 撮影データ=2枚= D300 )
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 近況愚写録 

コウバイタケ、初お目見え!
( 2012年7月10日 )

koubaitake
存在感抜群。


koubaitake
絵になる立ち姿。


雄阿寒岳東山麓に広がる、トドマツの森。
林床は、見渡す限り、コケ、コケ、コケ。

そして、そこに、今シーズンも、コウバイタケが発生。
ここのところ、降ったり止んだりの、天気予報外の雨で、
スイッチが入ったと思われます。

これから、10月くらいまでず〜っと、
出ては消え、出ては消えつつ、
ぼくの目を楽しませてくれることでしょう。

今年も、おそらく、
モデルをお願いしたいナンバーワンきのこ、
の座をキープすること間違いなし、です。


( 撮影データ=2枚= D300 )
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 近況愚写録 

タモギタケ、大爆発!
( 2012年7月11日 )

tamogitake


tamogitake


tamogitake


アウトドア仕事、特にカヌーが、
ぼちぼち忙しくなってきましたが、
面倒くさい仕事は、なるべく若い者に任せて、
毎日、森へ通っております。

阿寒湖から少し離れた、広葉樹が多い森。
いつものことながら、タモギタケの季節が到来。
黄色い電球を灯したように、林床が、輝いております。

ぼくの場合、採るよりも、撮る、なので、
タモギタケが食卓に上がることは、
そんなに多くはありません。

ま、何はともあれ、
阿寒の森の雰囲気をお楽しみあれ。


( 撮影データ=3枚= D300 )
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 近況愚写録 

広葉樹が生い茂る森へ。
( 2012年7月12日 )

kinoko


名前が分からないのだけど、
とても小さくて、実に美しいきのこを、
苔むした広葉樹の倒木で発見。

暑さが本格的になる前なので、
魔の大吸血昆虫軍団がまだまだ少なく、
アタマからスッポリ防虫ネットをかぶらなくても、
どうにか、我慢できるレベル。
じっくり撮影することができました。
ただし、帰ってからのダニチェックは欠かせません。


( 撮影データ= D300 )
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