近況愚"写"録

十勝川河口の日の出。
2006年 12月29日 金曜日

tokachigawa

tokachigawa

(撮影データ=2枚共通=EOS10D・28〜105mmF3.5〜4.5D・JPG・2004年1月撮影)


年末なので、部屋の大掃除!
四つんばいになって、ゴム手袋で、
カーペットを、ごしごしこすると、
ふわふわした犬の毛が、取れる取れる。
(うちでは、これを、はな毛、と呼んでます)
こまめに掃除機をかけていたつもりでしたが、
もっとマメに「ゴム手袋掃除」もしなくちゃなあ。

続いて、iMac G5の「大掃除」に着手。
『Tech Tool Pro 4』というソフトを使って、
ハードディスクを詳細に検証し、断片化を解消しました。
これ、けっこう時間がかかるんですよね。
(終わるまでに、6時間以上を要した)

その間、PowerBook G4で、
過去に撮った写真を見ていたのですが、
デジタルカメラを使いはじめた頃の写真は、
ゴミはたくさん写っているし、
拡大して見ると、ブレてたりして、
自分で自分に「下手くそ」と言わずにはいられません(笑)。
しかも、JPG形式で撮影しているのにもかかわらず、
オリジナルデータが無かったりして、
(多少の画像調整をしたあと、捨てちゃってる)
デジタル撮影に対する自分の甘さを再認識しました(涙)。

上の写真は、前回の「愚”写”録」と同じく、
ぼくが、初めて使ったデジタル一眼レフカメラ、
Canon EOS 10Dで撮影したものです。

厳寒の北海道で、しかも、ド逆光で撮影したにもかかわらず、
デジタルカメラは、けっこういい絵を残してくれたので、
ここから、ぼくの、フィルム離れが始まったわけです(笑)。

ってことで、多分、これが、今年最後の更新になります。
皆さま、良いお年をお迎えくださいませ。





近況愚"写"録

徒然雑話。
2006年 12月25日 月曜日

mikunitouge

(撮影データ=EOS10D・28〜105mmF3.5〜4.5D・JPG・2003年9月撮影)


先日の夕方、犬を連れて、近くの山の道無き道を、
2時間くらい歩いたら、あまりにおなかが減って、足がにぶり、
あやうく遭難しそうになりました(笑)。
山屋の言葉でいうところの「シャリばて」っていう状態ですな。

ま、遭難は大げさにしても、最後は、犬に引っ張ってもらって、
ほうほうの体で家まで帰りつき、晩酌のビールを飲むより先に、
両口屋是清の甘〜いお菓子にむしゃぶりついたのでした。

それで思い出したのが、数年前の夏、
ニペソツ山で、熱射病になっちゃったときのこと。
あのときも、山の真ん中で、
ほとんど足が止まってしまったのでした。
ここで、ようやく、上の写真と関連してくるわけで(笑)、
写真の右奥の山が、ニペソツ山、左奥の山が、ウペペサンケ山です。
(登山の時の写真は、これ

上のリンクの文章では触れてませんが、
このとき、まさに、熱射病になっちゃったのです。
普段なら、熱射病なんてのになる前に、
疲れたからや〜めた、と、すぐに登山を中止するのですが、
初受注の写真撮影の仕事で登っていたから、
ちょっと無理しちゃったんですよねえ。

ニペソツ山は、山のレベルとしては、中級者向け。
登山ガイドブックのコースタイムでは、
登り5時間〜6時間、下り3時間半〜4時間、となってます。
そのとき、ぼくは、ものすごく体調が良くて、
撮影しつつも、3時間で頂上まで登っちゃったんですね。

で、頂上に着いたところで、
行動用の水がほとんど残ってないことに気づいた、と(笑)。
熱射病になったすべての要因は、ここにあります。
真夏で、激しい登山が予想されたにもかかわらず、
水を1リットルしか持っていかなかった。

まず、足にくるんですね。
だましだまし下るけど、どこかが常にケイレンしている状態で、
バックパックにくくりつけていたトレッキングポールがなかったら、
下りてこられなかったと思います。

で、まあ、ぼろぼろになって車にたどり着いたわけですが、
それからが、また大変だったんです。

車からシートを取りだし、大の字に寝ころぶ。
ふくらはぎがケイレンするので、さすろうと思って、
体をひねると、背筋や、二の腕がケイレンするんですよ。
体のどこかに、ちょっと、力を加えると、
そこがケイレンするわけです。

車内にあったポカリスエットを飲むも、
すぐに吐いてしまうんですね。
仕方がないので、ポカリスエットを水で半分に薄めて、
ゆっくりゆっくり飲んでも、しばらくすると吐く。

1 足ケイレン      
2 背中ケイレン     
3 うでケイレン     
4 小康         
5 水分補給       
6 嘔吐         
7 ため息(ちょっと涙目)

以上のローテーションを数回繰り返し、
2時間くらい大の字になっていて、
ようやく、どうにか、動けるようになったのでした。

そこから、阿寒湖へ帰る、およそ1時間半のドライブでも、
同じ姿勢で車のアクセルを踏むと足のどこかがケイレンするわ、
20分に1回くらいの割合で吐くわで、
ほんと、悲惨な目にあいました。

阿寒湖にたどり着いたぼくの顔を見た知りあいは、
「顔がしわしわになっていて、10歳以上は老けて見えた」。
今では笑い話になっていますが、実は、
命にかかわるような事態だったんですよねえ。

年も押し迫ったというのに、
なんでこんなハナシになっちゃったんだろう?
ま、いっか。

ってことで、皆さま、良いお年をお迎えくださいませ。





近況愚"写"録

冬の桜。
2006年 12月16日 土曜日

kobazakura

(撮影データ=D70・28〜105mmF3.5〜4.5D、RAWからJPGに変換)


12月も半ばだというのに、全然寒くない。
お天気も、スカッと晴れない。
例年であれば、12月上旬に見ごろになるはずの冬桜が、
今年は、まだ7分咲き、という感じです。

そういえば、この前(あれ、相当前だったかな?)、
気象庁が、この冬の天気の長期予報を発表しましたけど、
これだけ、地球温暖化、って世界中で騒いでいるのだから、
「今年は暖冬になるでしょう」って言っておけば、
毎年、とはいわないまでも、
3年のうち2年くらいは当たるべさ(笑)!
と、思うのは、ぼくばかりではないでしょうね。
とりあえず、今のところは、暖冬傾向にありますな。

桜の花の撮影は、あと数日待ってから、
朝早く、北の空がまだ真っ青な時間に、
もう一度チャレンジすることにします。
と、いいつつ、
春の桜も、冬の桜も、写真に撮ろうとすると、
これが、実に難しいんですよねえ。
なんか、良いアイデアないかなあ?





近況愚"写"録

昆布の香り。
2006年 12月 12日 火曜日

hana

(撮影データ=D70・28〜105mmF3.5〜4.5D、RAWからJPGに変換)


毎年この時期は、めっきり出不精になるので、
もっぱら、室内で、はなさんにカメラを向けています。

ここのところ、はなさんの大のお気に入りは、
二階の南向きの部屋にある日当たりのいいソファー。
太陽の光をたっぷり浴びたはなさんは、
とても柔らかくて、とても暖かくて、
なでなでできるだけでも、
犬飼い冥利に尽きる、というものです。
(いつも、昼寝の邪魔をして、ごめんなさい)

ちなみに、はなさんは、
しばらくお風呂に入ってないので、
なんとなく、昆布の香りがするんですよね(笑)。

どこの柴犬も、みんなそうなのかな?





近況愚"写"録

祝!開設5周年。
2006年 12月 8日 金曜日

hana

(撮影データ=D70・28〜105mmF3.5〜4.5D、RAWからJPGに変換)


今年も、12月8日がやってきました。
我が「浮雲倶楽部」は、この日をもって、
なんと、開設5周年を迎えました。
(拍手!パチパチパチ……)

ものすごく飽きっぽい性格なのに、
5年もホームページを続けてきたなんて、奇跡中の奇跡。
まあ、これも、浮雲倶楽部をご覧になった皆さまが、
うまくおだててくれたからにほかなりません。

改めて、感謝します。
ありがとうございました。


さて、12月8日です。
我が敬愛するJohn Lennonさまの命日であります。
もし、もしも、彼が生きていたら、
どんな音楽を聴かせてくれただろう、と思うと、
本当に残念でなりません。

もし、もしも、彼が生きていたら、
The Beatlesの音源を切り張りしてつくった、
どこかのサーカス団のためのサウンドトラック音源を、
The Beatlesの名義で発売するなんて、
絶対に絶対に許さなかったのではないか、と思います。


そして、もうひとつ、忘れてはならないのが、
1941年の、12月8日。
日本軍が、ハワイ・オアフ島の真珠湾にある米軍基地を攻撃して、
そのあと3年半にもわたる「太平洋戦争」が始まった日ですね。

浮雲倶楽部は、そもそも、
政治的なことを発言する場ではないし、
発言するつもりもないのですが、
それでも、最近の「ニッポン」の進む方向は、
本当にこれでいいのかい?と思えてなりません。
戦争を始めたがっている人たちの考えが、
手を変え、品を変え、言葉を変え、
世の中に浸透しつつあることに懸念を覚えます。
(以下略)


ちなみに、
お釈迦さまが悟りを開いた日とされる「成道会(じょうどうえ)」、
折れたり曲がったりした針を集めて、
豆腐などの柔らかいものに刺して供養をする「針供養」も、
12月8日なんですね。

ま、いずれにせよ、いつまで続けるか分かりませんが、
今後も、ネット世界の片隅にひっそり存在する(笑)、
浮雲倶楽部をよろしくお願いしますね。





近況愚"写"録

満月。
2006年 12月 5日 火曜日

moon

(撮影データ=D2X・100〜300mmF4、×1.5テレコン・多重露光・RAWからJPGに変換・トリミング)


夕方、犬の散歩へ出かけたら、
東の空に、オレンジ色の、大きな月が出ていたので、
家にもどってから、とりあえず、撮影してみました。

望遠ズームにテレコンをかましたので、
画質的にイマイチだと思い、天下の荒技、多重露光攻撃。
それでも、あんまり、パッとしない写真になってしまった(涙)。

満月、といえば、もちつきウサギ、ですが、
月の模様が何でウサギに見えるのさ?と疑問に思う人は、
手塚治虫大先生の「ブッダ」第1巻を読むがよろし!
そもそもは、仏教説話がもとになってるようですな。

ほとんど行き倒れのよぼよぼじいさんを助けるべく、
動物たちが食べ物を集めてきたのだが、
ウサギは、何も持ってくることができなかったので、
目の前のたき火に飛び込んで、自分自身をじいさんに捧げた、と。
そのよぼよぼじいさんってのが、実は、
「男はつらいよ」の寅さんが産湯につかった帝釈天で、
そんなウサギを哀れみ、月の中に甦らせて、
みんなの手本にした、というハナシなのだ(涙、涙)。

じゃあ、どうしてウサギはモチをついているのさ?
それには、
よぼよぼじいさん、もとい、帝釈天のためだ、とか、
ウサギが食べ物に困らないように、とか、
五穀豊穰に感謝する、とか、
まあ、いろいろな説があるようです。

地球から、およそ38万4,400km離れた月。
あなたなら、何を見て、何を想います?





近況愚"写"録

頭上の影絵。
2006年 12月 2日 土曜日

mushikui

(撮影データ=D2X・28〜70mmF2.8D・RAWからJPGに変換)


自然に枯れてしまったのか、それとも、
たくさんの虫たちが旺盛な食欲を発揮したからなのか、
ふと上を見上げると、穴だらけの葉っぱが目にとまりました。
シルエットになった1枚1枚の葉っぱが、
ものすごく自己主張していて、
藤城清治さんの影絵の背景の一部(苦しい言い回しだ!)のようにも、
見えないことはない、かも、しれない(笑)。

試しに、この写真、じっと眺めてみてください。
葉っぱが、人の顔や、動物や、
いろいろなものに見えるような気がしません?

(青森県十二湖にて撮影)




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